着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2021年5月

茶道稽古5月3回目

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軸   【天空海闊】

花    ヘピリカム  山アジサイ

菓子   青楓(福助堂製)

稽古   初炭 後炭 入子点 濃茶 和巾 茶箱花点前 色紙点

 

青空で迎える爽やかな朝でした。

緊急事態宣言は、来月20日まで延長という事は決まりましたが、お稽古は、人数制限をしながら、変わりなく続けられています。

只、お菓子屋さんでは、お干菓子の仕入れをあまりされなくなり、少し困ってきております。

重菓子は、注文をして作って頂くので、大丈夫なのですが、お茶会なども出来ないせいか、お干菓子は品不足になって来ているのでしょうか。
少し考えないといけない状況になってきました。

 

DSC_2739今日も、我が家のメジロさんは、抱卵を続けております。

親鳥が巣を離れた隙に卵を写す事が出来ました。

最低4個はあるようです。

最初に見た時より、緑色が濃くなってきているようなので、孵化が近いのでしょうか。

一日々々、ドキドキです。

どうか、カラスに狙われませんように・・・

中之島香雪美術館

caption今日は、緊急事態宣言が出される前から計画していた、
中之島香雪美術館での茶道具展示会を見に行って来ました。

本当は、5月15日に行われる予定だった、講演会に申し込みをして参加予定だったのですが、急遽中止となった為に、時を少し
遅らせて、開催終了となる前に、師匠の荒木先生と一緒に出掛けて
来ました。5か月ぶりの電車移動でした。

所要時間2時間位でしたが、会場は、私達を含め数組だけの見学者で、スタッフ人数と変わらないくらいだったので、開館している事が勿体無いように思えました。
コロナ禍なので、閉館していないか、確認してからの
訪問でしたが、逆に施設側としたら、それ程の来館者はないだろう、と見越しての開館なのか、と思ってしまいました。

しかし、いつも思うのですが、昨今では、いくらでもネットで見る事も出来ますが、やはり足を運び現場で見分を
広める事は脳裏に残っていくという事において値打ちがありますね。

従って、これだけゆったりと見学出来た者にとっては、有難い時間でした。

 

210115_遠州不昧B2ポスター_11OL今回は、江戸時代の【小堀遠州・松平不昧と大名家の茶】と題された、
展示でした。

桃山期の利休によって完成をみた「侘び茶」はその後の茶人によって様々に展開するのですが、利休の第一弟子である古田織部から、小堀遠州、その影響を受けた松平不昧らが所持した作品などを、朝日新聞社の創業者である村山龍平が蒐集したものです。

特に松平不昧には、荒木先生も私も島根県人として、故郷を代表する茶人に
特別な敬意を持っているので、こうした展示会には足も運びたくなるのです。

 

 

 

OIP

現代では、色々な流派に所属する事は難しい事だと思いますが、この時代を牽引した方々は、そこにも足を踏み入れ、勉学された事実が記されています。

神戸市御影の香雪美術館敷地内にある【玄庵】の複製茶室もあり、2年前に引き続きしかっり見学してきました。

 

 

unnamed出掛ける前は、この時期なので、昼食はせずに帰宅する予定でしたが、同ビル内にある【福吉兆】という上品なお店を見た途端に入ってみたくなり、ランチで提供されている、《にゅう麺》を頂く事にしました。

しっかりしたアクリル板も設置されていて、安心して、美味しく頂く事が出来ました。

 

帰り、梅田の地下街を歩きましたが、殆どのお店が営業自粛されていて、本当に気の毒に思いましたが、安心感の
持てる優雅なお店で食事を済ませていたので、ゆっくりと、いつもは買い物もしない私が、前から予定していた買い物も済ませ、帰宅する事が出来ました。

 

DSC_2737因みに、今日も、我が家のメジロさんは、巣の中で時々向きを変えながら、
抱卵を続けています。

お疲れなのか、巣の縁に顎を置いている姿です。

オスとの交代も出来ているのか、食事は出来ているのか、気になるところですが、
応援したいものです。

 

茶道稽古 5月(2回目)

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軸  【花びらの垂れて静かや花しょうぶ】 高浜虚子

花   鉄線

菓子  バラ(福助堂製)

稽古  初炭・後炭 薄茶 濃茶 色紙点 入子点

 

1か月近く早い梅雨入りだったので、この所、雨続きでしたが、今日は、本当の五月晴れでした。

軸は【花菖蒲】 花は【鉄線】 菓子は【バラ】と季節の花尽くしの設えでしたが、それぞれバランスよく、
綺麗な組み合わせでした。

元気印の朝美さんが、体調不良でお休みされたので、来週の予定者2人に来て頂き、調整が出来ました。

コロナ禍の中、出来るだけ、お稽古の時間帯が重ならない様に少人数制で進めていますが、今日は、最もゆったりしたお稽古が出来ました。

DSC_2730まずは、美味しいお菓子を食べて、味わい深いお茶を頂く、それから、美しい所作でのお点前が出来る様に腕を磨き、お点前の手順に慣れていく。

軸を読み、花からは今を感じ取る。

 

 

 

 

 

DSC_2734そうそう、今日も、時々メジロのゆりかごを確認しながらの一日でした

今日、お稽古に来られた方には全員、メジロのゆりかごを見て貰い、幸せを感じて貰いました。

来週は、卵が孵化しているかも分かりません。

メジロの巣

DSC_2726昨朝、リビング横の目隠しの為に植えてあるカナメの木で、メジロが卵を抱いている巣を発見しました。

 

 

DSC_2725と言いましても、第一発見者は、猫のアミなのですが。

窓から手の届くような場所に、7~8センチ位の小さな
可愛らしい巣があるのです。

猫の様子から夫が気が付き、私にも教えてくれて、3人が続けて見つめたせいか、抱卵していた親鳥が飛んで行ってしまいました。

その後、窓を開けて巣の中を覗き込んでみたところ、小さな卵1個は見えましたが、親鳥がどこかで見ているかも、と思って、観察もそこそこにして、窓とレースのカーテンも閉めておきました。

 

5時間位、家を空けていたので、親鳥が戻ってきているだろうと安易に考えていましたが、巣にはおりません。

人家に近い所、しかもこんな至近距離の所に巣を作る限りは、少々家人が見たくらいでは育児放棄等しない、覚悟を
持ってよ~と、一人、思っておりました。

雨も降りだすし、親が戻ってくれない限り、人間ではどうする事も出来ないし、あの卵はどうなるのだろう・・・

 

所が、今朝、無事に親鳥が抱卵しているのです。
本当にほっとしました。
調べてみると、メジロは、10日あまり抱卵し、10日余りで巣立つそうです。

せめてその間、この窓はレースのカーテンも含めて開けない事にします。

親が抱いているから、と言っても必ずしも孵化するとも限らないけども、何とか、無事に巣立って欲しいと願っている所です。

今も、親鳥は、部屋の方を向いて、巣の中に鎮座しています。

今年は、早々に梅雨入りしてしまいましたが、屋根の無い所なので、きつい雨が降らない事も祈ります。

茶道稽古 5月(1回目)

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軸   【薫風】

花   イチハツ シャスターデージー(浜菊とフランス菊の掛け合わせ) 鶯神楽

菓子  落し文(香月製)

稽古  初炭 薄茶 入子点 濃茶

 

5月は、ゴールデンウイークがある関係で風炉の開始が今日になりました。

コロナ感染予防で、お休みされた方や、お仕事で休まれた方もあって参加者は少ないでしたが、その分久し振りに、
ゆっくりお喋りも交えて進める事が出来ました。
たまには、こういう日もあってもいいですね。

茶花は、今朝今夏初めて咲いた、シャスターデージに名残のいちはつ、冬に可愛く咲く鶯神楽の真っ赤な実が
とても爽やかで、初風炉の床に調和し嬉しいでした。

菓子は、恋文を落とすところから、名前がついた、【落とし文】という風情のある物で、平安期の頃を想像しながら
頂きました。

又、今日は、昨年からお家元に申請していた許状がようやく届き、新人さんへ引継ぎ、正式に社中としてのお仲間入りをして貰える事が出来、おめでたい日でもありました。

コロナ禍なので、大勢で狭い茶室に集まる事は、出来るだけ避け、分散してのお稽古時間に設定してていますが、
気分転換を求めて集って下さる方々とこうしてお菓子を食べ、お茶が服める事は、有難い事です。

多くのことが制限されている時期だからこそ、出来る事は、コツコツと続けていきたいものです。

みかんの花が咲き始めました

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今年は、桜をはじめとして、全ての開花が早いのですが、ミカンの花も今日から咲き始めました。

ミカの花は、とても香りがよく、1週間位で終わってしまう事がいつも残念に思うのですが、その香りの気品高さに、
許せる気持ちになります。

我が家の庭には、ミカンと小ミカンと柚子の木とあるのですが、ミカンの花が一番香り高く、柚子の花が一番薄いように思います。

ミカンの花が咲き始めたので、蜂も飛び回るようになってきました。
沢山の蜂に飛んで貰って、たくさん実を付けて欲しいものです。

 

お正月に茶花に使う【鶯神楽】の実もついてきました。
ピンクの金平糖のような可愛らしい花なのですが、実は、真っ赤です。

 

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木いちごの実も付いています。
左の真っ白な、普通の花から、こんなつぶつぶの実が出来るのも不思議です。

まだ花芽がある中、先に開花したものから実になっていく。

お味は、あっさりですが、実りが早いです。

 

 

 

DSC_2718植樹した頃は、沢山の花を付けてくれていたのに、年々葉ばかり、茂って、花が咲かなくなり、育て方を悩んでいた【箱根うつぎの花】が今年は、数本花芽の枝を伸ばして
くれています。

白の花として開花し、ピンクになり、深紅になって枯れていく。
変化が楽しめて、木いっぱいに花が付くと、同時に3色の花で賑わい華やかなのですが、まだまだ華やかさには
程遠い状況です。

取りあえず、今年は花を付けてくれただけで、喜んでいるところです。

ネットで調べて、少し勉強をしてみましたので、来年は、もっと花を付けてくれる事を期待したいものです。

今日は五月晴れ

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今日は、朝から快晴でした。

「五月晴れ」とは、本来は、6月の梅雨の合間の晴れ間を意味するそうですが、現代では、5月の清々しい晴天としても使われる、という事です。

 

我が家の近所は、高齢者が多いので、ゴールデンウイークが始まっても終わっても、何も変わりませんが、私自身は、
緊急事態宣言下で、木曜日ですが、着付け教室はお休みとなりました。

 

お天気に誘われ、お向かいの福君(シェルティー)と娘さんの3人で、アっ違いますね、2人と1匹で、
すぐそばの公園で遊んできました。

誰もいない公園で、リードを外しボールを投げて、生後半年になる小犬を走らせました。

只、ボールへの興味は薄く、私達人間の方へ飛びついてくる、何ともあどけなく可愛い子です。
今、私にとっては、まるで孫のような存在になってきています。
我が家には、愛猫がいるので、やはり、時々やってきて触れ合える、孫ですね・・・

以前から、自然の多いこの環境が大好きだな・・・と思う事があったのですが、今日又、犬ものびのびと、
自由に走り回る事の出来る有難い環境なんだな・・・と、あらためて気が付きました。

ひと時、何も考えず、犬と遊ぶ時間が持てて、私の方もリフレッシュです。

走り回った後の水分補給中は、さすがに、遊び好きのワンパク犬も静かにモデルになってくれています。

映画鑑賞

 

緊急事態宣言下でのゴールデンウイークも最終日になってきました。

今日は、朝からの雨という事もあり、庭の手入れも出来ずでしたので、茶道でのオンライン講座を受けた後、アマゾンプライムで映画鑑賞をして過ごしました。

640しかも、私には一番縁遠いイギリスのエリザベス女王の映画です。

探していると、20年前に公開されたエリザベスⅠ世(500年位前の時代を描いたもの)の映画がある事が分かり、まずそちらから見る事にしました。

戦争時の場面もあり、少々厳しい所もありましたが、
今まで全く知らなかった英国王室の歴史も見られて、見ごたえが
ありました。

又、生涯独身の女性でありながらも、不安に圧し潰されそうになりながらも、毅然と敵と闘うエリザベスⅠ世の姿に、とても感動しました。

自分との葛藤を重ねながらも、女性としての自分は捨て、英国の母となっていく姿、今の私のバイブルになりそうです。

 

 

71zccT6EAFL._AC_SY445_エリザベスⅡ世の映画は明日にしようかと、思っていたのですが、引き続き
見てしまいました。

こちらは、映画というより、ドキュメント的な構成でしたが、現存されている
方の事なので、より一層身近に感じられて見る事が出来ました。

今、世界的に色々話題になっているというところもあり、
興味深く見せて頂きました。

同じく女性でありながら、英国のトップに長年君臨されている力は、いったい
どんなものなんだろう・・・とも思いながら。

現在、95歳になられるのでしょうか。

現役で公務をこなされておられるとは、先日亡くなられた、生涯現役だった
橋田寿賀子さんと同じくして、私には推し量れないくらいの信念や覚悟をお持ちなのだろう・・・と感動しました。

明日は本来なら木曜日なので、着付け教室の日ですが、緊急事態宣言が出されている為お休みです。

もう一度、明日、2本まとめて見ようかな・・・

雲の、も一つ雲の上の人の事なのですが、少しでも、この2本の映画から、生きる姿勢を学びたい・・・と思いました。

 

風炉灰形

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昨日から、全国的に竜巻注意情報が出たりして、一時的に風雨が激しい気象状況になっています。

例年、ゴールデンウイークには夏日もあるというのに、気温も低く寒いくらいです。

今日は、荒木先生に来て頂いて、灰形の稽古を致しました。

毎回作り直せば、腕も上がるのでしょうけども、中々そういう訳にもいかず、苦手意識も強いので、

技術向上に繋がりません。

お稽古終了後、灰が散っているだろうと思い、茶室の雑巾がけをしてみたところ、目には見えないけども、結構な汚れでした。

今月のお稽古は、ゴールデンウイークを避けて予定していたので、中旬以降から使って貰う事になるわけですが、
作り立ての風炉は気持ちがいいです。

心が洗われそうです。

1619931156747庭では、鉄線が、牡丹に代わって咲き始めました。

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姫シャガは、華やかさは無いですが、可憐な花で茶花には最適です。