着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2020年2月

結婚式  アンジェリカノートルダムに於いて

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今日は、堺で行われた結婚式と披露宴に参列して来ました。

30年近く、仕事上でお世話になってきた(株)鈴乃屋の大阪店で、働いておられる方のご子息の、お祝いの席でした。

昨年の6月から、着物の着付けに関する担当者としてご依頼を受け、その後、同じ島根県人として、披露宴への参列の
ご依頼にまで進展して、日程が近づいて来るに従って、何だか落ち着かない日々でしたが、とうとう本番の日が
やって来ました。

2020.2.23 溝口家の結婚式6~8人の着付けをするにあたって時間がタイトで、少々心配しましたが、着付けだけの応援に来てくれたスタッフの働きもあって、余裕で、終わらせる事が出来、私自身も現地で着物に着替えて、
ゆったりと、式に臨む事が出来ました。

着物業界で、長く働いて来られたお母様だけあって、さすが、着物での参列者が多く、建物は洋風でありながら、和洋が混在で、又それも、とてもマッチしているのです。
不思議なものです。

 

このところ、全国的に、新型コロナウィルスの感染が叫ばれる中、当事者の方々はご心配をされた事と思いますが、
幸いに関西では、発症者が少なく、私もそれほど気にする事もなく、参加させて頂きましたが、会場では、
スタッフさんが、アルコール消毒液を持って手への噴霧を促されていました。

西洋を思わせるような高い塔が印象的な式場ですが、どのお部屋も広々していて、ウィルス対策からも安心できる
会場でした。

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たまにこうして、華やかな場所に出させて頂く事もいいものです。
私自身も晴れやかな気持ちになれました。

島根県人テーブにル座らせて頂き、同郷のよしみの中、若いお二人が船出を
されるお姿にエールを送りたいと思いました。

茶道稽古 2月(2回目)

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軸   【紅炉一点雪】

花   黄梅 加賀八朔

菓子  桃の花(福助堂製)

稽古  唐物 初炭 向切濃茶 卯の花 盆略

 

今日は、雨模様の中のお稽古でした。

例年なら、軸の語のごとく、真っ赤に燃え盛る炉のイメージで少しでも暖を感じる事が出来る、季節を味わう事が
出来る時期なのですが、あいにく、暖かな、一滴の雨の日になりました。

昨年購入した、黄梅が、大きくなり、きちんと枝垂れて、沢山蕾も付けてくれました。
「黄梅」は初春立春〔2月4日ごろ〕から啓蟄の前の日〔3月5日ごろ〕まで)の語とされているそうです。
冬の寒い時に、黄色の花は温かみがあってほっとします。

久しぶりに求めた、福助堂の練り切りの上菓子も、お口の中で、フワット美味しさが広がるようでした。

又今日も、前回同様、四科伝の唐物と特殊な向切を中心のお稽古をしました。

 

福寿草

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今日は、午前中、茶道の研究会があり、【初炭】【茶通箱付花月】の勉強をしてきました。

若手の先生で、細か過ぎる位細かい指導でしたが、とても分かり易くもありました。

引次の資格を貰われた方の淡交会入会手続きもして、お預かりしていた大切な書類を提出でき、
安心して帰宅してきました。

帰宅後、暖かだったので、庭の手入れに出てみたら、福寿草が一輪咲いていました。

いつもは冬の寒さが一段落する頃、でもまだまだ寒さの残る中咲き始めるので、まっ黄色の鮮やかな花に春が感じられ、ほっとする気持ちになるのですが、今年は、暖冬のお陰で、厳しい寒さは感じないまま、この鮮やかな色に会える事になりました。

冬の寒さの中、この鮮やかな色の一輪は、慰めになります。

もう一、二輪は咲いてくれるでしょうか。

これからの季節、少しずつ、春の花が咲いてくれるのが楽しみです。

日のあたる窓の障子や福寿草  永井荷風

男性着付け練習

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先週に引き続き、本日も朝のクラス3人組は男性着付けの練習でした。

年齢も、体格もあまり変わらない3人さんは、写真を撮ってもばっちり揃いますね。
格好良い男性になれました。

2週続けてお稽古をすると、男性着付けも上手になれましたね。

中々、この装いは、経験出来ないので、記念にしてください。

淡交会京都支部 初茶会

今日は、朝からお天気で気持ちのいい一日でした。

S__74440721淡交会京都支部での初茶会に、井村さんと坂口さんと一緒に出掛けて来ました。

阪神支部所属の私にとっては、京都支部での初茶会は始めてでしたが、暖かく迎えて頂けたお茶会でした。

数日前からの天気予報で、今日だけ晴れということが分かって
いたので、3人で着物で行く事にしていました。
会場を見渡しても、三分の二位の方がお着物での参加で、初茶会に相応しい華やかな文様のお着物が沢山見受けられました。

 

お昼位の到着にしたので、まずお得意のコース設定で点心席から回りました。

105868p10000029[1]京料理【たん熊】さんのお弁当で、一つずつのお味がとても優しく、食べきれるか心配するほどの量でしたが、完食出来ました。

始めて頂くお店でしたが、帰宅後調べてみると、高級料理店でした。
さすが、京都と思える上品なお味のお弁当でした。

(写真は、たん熊北店でのランチ料理)

 

 

S__74448902濃茶席では、二席ほど待つ事になりましたが、時間が掛かった理由が入席
してから判明しました。
新型コロナウイルスの流行から、3~5人一緒に頂くべし濃茶が、1人ずつの茶碗で提供されたからでした。

軸は、お正月らしい【松寿千年翠】 淡淡斎

面白い枝ぶりにしっかりつぼみのついた紅梅と、白玉椿が、どっしりした竹の花入れに入っていました。

 

 

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菓子は、大きなゴボウが挟まれた、花びら餅でした。(千本玉寿軒製)
しっかり伸びる柔らかいお餅でした。

 

始めて、京都での初茶会に参加させて頂いたのに、失態をしてしまって、何と正客席に座ってしまたのです。

席主さんに、「お正客様」とお声を掛けられて始めて気が付き、既にその場を逃げる事は無理、と覚悟を決め、今の自分に出来るだけのご挨拶をさせて頂き、何とかその場をしのぎました。

慣れていない事を察して下さってか、席主さんに優しく包み込んで頂き、何とか席を終わらせる事ができ、ほっとした次第です。

今日は、予告も無しに突然やってきた正客の経験が、私にとっての一番の勉強になりました。

 

c515ca192f0c941f66eee8196f028a18[1]又、待ち時間に館内を散策して、茶室を見つけました。

京都美術クラブ内にある茶室で、この茶室をお借りする事の可能のようですが、今回は、400人からのお客様だから、当然、広間での接待になるわけですね。

 

 

 

S__74448898続いての薄茶席は、立礼でした。
最近は、足の痛みの事を考えて下さってか、茶席も立礼席が増えて来ました。

福席では、とても珍しいお花が入っていて、【にわとこ】と
【ヒマラヤ雪ノ下】だそうです。

 

 

 

 

 

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菓子は、老松製のきんとん【雪餅】でした。

薄く載せられたきんとんが、口の中でフワッと溶ける様で、本当に雪が解ける感覚でした。
帰り道、暫く、余韻が口の中に残っていました。

茶道稽古 2月(1回目)

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軸    【暗香浮動月黄昏】 西部文浄

花     鶯神楽 加賀八朔 加茂本阿弥

菓子    お多福 紅梅(香月製)

稽古    唐物 初炭 茶箱卯の花 向切後炭 薄茶 濃茶 盆点

 

明日の節分を控え、【お多福】のお菓子の準備が出来ました。
可愛くて、又美味しい、上用菓子でした。

 

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午前中は、四科伝の【唐物】を中心にお稽古し、午後は、八炉の内、代表的な【向切】をしました。

八畳から、二畳の部屋に設えを変更して、利休さんが追及された小間の雰囲気を楽しみました。

今日は、体調を崩され、お休みの方もありましたが、2回分のお稽古をして
帰られた方もありましたので、結構次々とお稽古が続きました。

集中力を切らさず、よく頑張りました。

今年も鶯神楽が咲き始めて、椿を引き締めてくれました。
最後のお稽古の方に持ち帰って頂きました。
お家で、暫く楽しんで下さいね。