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月別アーカイブ: 2025年11月

京都迎賓館参観

今日は、秋のお出掛け会として、【京都迎賓館】に、生徒さん達と一緒に出掛けて来ました。

紅葉も始まりかけた頃で、落葉も始まっていましたが、朝から雨だったせいもあり、より落葉が進んだ状況での園内でした。

まずは、中立売休憩所に入ると、お土産品が綺麗に、美味しそうに並んでいるではないですか。
皆さん、購買意欲にかられ、それぞれたっぷりお買い物を済ませ、食堂オープン時間の11時には席に着き、各自、前もって決めていたお品の【御所車御膳】を頂きました。

着物は諦め、洋服で参加された方もありましたが、雨に打たれた迎賓館の庭の風情もまたよかれで、参加された方達からは、素晴らしい日本の伝統品の数々を見せて頂けよかった、という感動の言葉を頂きました。

数々の伝統技術の中でも私達に直接関係している【つづれ織り】の技法を用いて制作された壁面装飾で華やかにお部屋が彩られている、【藤の間】や【夕映えの間】は、きっと外国の方々にも満喫していただけることだろうと思います。

最近では、日本人の我々でも目にする機会があまり無くなって来ている伝統技術の数々を見せて頂き、目の保養をさせて頂きました。

今年は、開館20周年記念という事で、漆や、螺鈿で出来た調度品の特別展示がありましたが、今回行けなかった方達も機会があったら是非一度、足を運んでみられては・・・と思います。

茶道稽古 11月(1回目)

 

軸     【瑞気満講堂】

花     絞り西王母 錦木

菓子    猪子餅(香月製)

稽古    初炭 濃茶 包帛紗 茶箱花点前 茶箱月点前

 

今日は、炉開き祝いの日でした。
茶道の炉開きには、無病息災を願って【猪子餅】を頂く習慣があります。

イノシシは中国陰陽五行説で 水にあたることから 火災を逃れると信じられて 、「亥の月」の「亥の日」に火鉢やこたつを出す風習ができたとか言われています 。

紫式部の「源氏物語」に「亥の子餅 」が登場す場面があるそうで、平安時代からの風習でもあるのですね。

今秋は、椿がまだ咲かないという声も聞いていますが、我が家には、絞り西王母が咲いてくれていて、添え木として錦木も色づいてきて、準備が整いました。

昨日から、栗の皮をむいて栗赤飯が作れるように準備をして、朝は、1件七五三着付けに出掛けてからの茶道稽古の開始だったので、忙しい朝でしたが、無事に炉開きを迎える事が出来ました。

これから半年間は、火が消える心配をしなくてもいい時期になりました。