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月別アーカイブ: 2025年11月

茶道稽古 12月(3回目)

 

軸    【開門落葉多】

花    絞り西王母 かなめ

菓子   栗きんとん(宮崎産)

稽古   初炭 薄茶 濃茶 茶通 茶箱月点前 千歳盆

香合   【落柿舎】

 

今年は、栗を2回頂いたので、炉開き祝いの内祝いに栗赤飯を作りました。

今日が3回目で、最後の日になりましたが、社中全員に食べて貰えてよかったです。

今日お渡しするのは、一人だけだったので、朝、栗の皮を剥いて間に合わせましたが、3度目となると、少し慣れて何とかなるものだ、と我ながら、感心しました。

それも、鬼側を少しでも楽に剥く方法を教えて貰ったからですが。

来年も又、何処からか栗が手に入ると、やってみたいものです。

この所、我が家の庭は、今日の軸の様に、朝起きると見事に葉っぱ達で埋め尽くされています。
雨が降ったり、風があると見事な景色になりますが落ち葉拾いも私にとっては、季節を楽しめる事の一つです。

 

 

又、午後からは、リビングで組紐を作る方もありましたが、何とか茶道稽古が終わるまでに完成出来、安心しました。

茶室では、Iさんが久しぶりに、茶箱月点前もされましたが、細かな沢山の道具をつかうのですが、スムーズに、楽しそうに出来ました。

炉開きの霜月も終わり、師走に入ります。
一年の締めくくりの出来るお稽古をしましょうね。

 

七五三参りのお着付け

今日は、晴天の祝日になりましたが、二家族の七五三参りのお手伝いをさせて頂きました。

今年は、七五三参りの着付け依頼が多かったのですが、今日は、ご家族揃って着物を着られる二家族とお出会い出来、私も幸せを分けて頂きました。

10歳のお姉ちゃんが、私の為に鶴を折ってプレゼントして下さいました。

大切に持ち帰り、玄関に飾りました。

お天気に恵まれ、二家族様とも、いいお写真が撮れた事だと思っています。

茶道稽古 11月(2回目)

軸    【閑座聴松風】

花    絞り西王母 ヤマボウシ

菓子   栗きんとん 木守り(香月製) 愛宕梨 ゼリー かりんとう(たちばな)

稽古   真之行 行の行 初炭 後炭 流し点 盆点 茶箱花点前

 

今日も、難しい奥伝から、茶箱まで色々とお稽古を進めました。

皆さんも難しいお点前を覚えて下さるけども、私自身も一日、バラエティーに富んだ稽古内容で、かなりの頭の体操です。
自分で計画しての内容なので、仕方ないのですが、時々混乱し、生徒さんに助けられる時もあります。
でも同じことの繰り返しではなく、緊張感が持てていいな…とも思っています。

今日の奥伝の方用の菓子は、山包のようになりました。
秋なので、丁度よかったです。

これから、寒さが厳しくなると、炉の炭が有難くなるのと、釜から沸き上がってくる湯気がミストのように気持ちよく感じられるので、好きです。

暑さが一段落したら、直ぐに冬に直行の様で寂しいですが、季節変動仕方ないのですね。

せめて、美味しいお菓子とお茶を頂いて満足したいものです。

逸翁美術館

今日は、逸翁美術館に見学に行って来ました。

14時から、仙海義之(阪急文化財団 上席学芸顧問)さんの講座もあり展示品の解説もして頂きました。

上記パンフレットにも載っている、教科書や映像で頻繁に紹介される秀吉像の1つを逸翁美術館が所蔵されておられるそうで、その原本が色々な」場面に貸しだされるのだそうです。

小さな茶道具から、風俗画が描かれた大掛かりな屏風絵までありましたが、こじんまりしたギャラリーなので、見て歩くには丁度いい展示数でした。

他の展示会で見た事のある茶碗にも再開出来、嬉しくなりました。

各地で行われる展示会の趣旨に合わせて、貸し出される蒐集品も今回は、展示されてあり、そういう関係性も知る事が出来ました。

近くにある美術館なので、もっと利用すればよかった、と今になって思うのでした。

京都迎賓館参観

今日は、秋のお出掛け会として、【京都迎賓館】に、生徒さん達と一緒に出掛けて来ました。

紅葉も始まりかけた頃で、落葉も始まっていましたが、朝から雨だったせいもあり、より落葉が進んだ状況での園内でした。

まずは、中立売休憩所に入ると、お土産品が綺麗に、美味しそうに並んでいるではないですか。
皆さん、購買意欲にかられ、それぞれたっぷりお買い物を済ませ、食堂オープン時間の11時には席に着き、各自、前もって決めていたお品の【御所車御膳】を頂きました。

着物は諦め、洋服で参加された方もありましたが、雨に打たれた迎賓館の庭の風情もまたよかれで、参加された方達からは、素晴らしい日本の伝統品の数々を見せて頂けよかった、という感動の言葉を頂きました。

数々の伝統技術の中でも私達に直接関係している【つづれ織り】の技法を用いて制作された壁面装飾で華やかにお部屋が彩られている、【藤の間】や【夕映えの間】は、きっと外国の方々にも満喫していただけることだろうと思います。

最近では、日本人の我々でも目にする機会があまり無くなって来ている伝統技術の数々を見せて頂き、目の保養をさせて頂きました。

今年は、開館20周年記念という事で、漆や、螺鈿で出来た調度品の特別展示がありましたが、今回行けなかった方達も機会があったら是非一度、足を運んでみられては・・・と思います。

茶道稽古 11月(1回目)

 

軸     【瑞気満講堂】

花     絞り西王母 錦木

菓子    猪子餅(香月製)

稽古    初炭 濃茶 包帛紗 茶箱花点前 茶箱月点前

 

今日は、炉開き祝いの日でした。
茶道の炉開きには、無病息災を願って【猪子餅】を頂く習慣があります。

イノシシは中国陰陽五行説で 水にあたることから 火災を逃れると信じられて 、「亥の月」の「亥の日」に火鉢やこたつを出す風習ができたとか言われています 。

紫式部の「源氏物語」に「亥の子餅 」が登場す場面があるそうで、平安時代からの風習でもあるのですね。

今秋は、椿がまだ咲かないという声も聞いていますが、我が家には、絞り西王母が咲いてくれていて、添え木として錦木も色づいてきて、準備が整いました。

昨日から、栗の皮をむいて栗赤飯が作れるように準備をして、朝は、1件七五三着付けに出掛けてからの茶道稽古の開始だったので、忙しい朝でしたが、無事に炉開きを迎える事が出来ました。

これから半年間は、火が消える心配をしなくてもいい時期になりました。