京都国立近代美術館で開催されている、【歴代楽家】のお茶碗を見て来ました。
社中の井村さんから、「是非見に行って」、と言われていたのですが、行けるのは、今日だけ、
とお天気もよかったので、思い切って夫とのドライブも兼ねて出掛けてきました。
年齢と共に、中々京都まで足が向かずでしたが、我が家での【集い】の後、やはり私の中にも本物を見たい
という思いにも駆られていました。
10年前に、初代長次郎の素朴な中に力強い茶碗にお目に掛かって以来、憧れを持っていた茶碗は、
やはり私にとっては、どの歴代の物より引かれるものがあって、今日も、そのお茶碗の前に何度も足を運びました。
本物を見せて頂いた喜びと同時に、今回の発見は、「一子相伝」とは、各代の方々が親から教わるのではなく
又、親の持っているものをそのまま受け継ぐだけではなく、各々方が、ご自分の模索の中で完結出来るものを、
今を生きている証を作っていかれる、という事だという意味を教えて頂きました。
【楽焼は、長い伝統を有していますが、それは伝統という言葉では片付けられない、不連続の伝統である】
パンフレットより
【私が生きている間に、これほどの展覧会は、二度と出来ない】 15代楽吉左衛門
思い切って来てよかった。
偶然にも、私の師匠ー荒木先生と美術館の中でお会いしました。
又、レストラン cafe・de505 の手打ちスパゲッティもとても美味しく幸せでした。