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月別アーカイブ: 2025年8月

茶道稽古 8月(3回目)

 

軸   【清韻幽趣】

花   秋海棠 金水引 段菊

菓子  桔梗(福助堂製)

稽古  初炭 茶碗荘り 千歳盆 茶箱花点前 盆点

 

8月最終日だというのに、40度越えの地域もある、というくらい暑い日になりました。

今朝は、先日102歳で逝去された大宗匠の、100歳時の記録が再放送され、それを見ながら、準備を進めましたが、6月に亡くなった母の事も同様ですが、とうとう逝かれたのだな・・・としみじみと感じておりました。
大宗匠の場合、特攻隊員としての経験を基に、その後の茶道人生を歩まれておられるので、終戦後80年というこの節目の年に亡くなられた、という事も、本当にその事実と向き合ってこられた証のような気がします。

平和を願って、【一碗からピースフルネス】を掲げられた一生の幕引きでしたが、利休さんから16代も続く茶道は、古い物だけが脈々と継承されているのではなく、古きものを礎に、時代の変化にも適応しながら受け継がれ、守られているように思います。

私も、茶道指導者として活動を始めて30年が過ぎましたが、(この世界ではピヨピヨですが)自分に無理をせず、皆さんと一緒に楽しめる茶道とのふれあいの時間が持てたらいいな、と改めて思いました。

今日は、お一人急なお仕事が入った為に欠席された方があったので、3人さんだけのお稽古でしたが、Sさんは、初めて、四科伝の【盆点】に挑まれました。

皆さん、浴衣や、薄物を着て来られ、本当に関心です!!

でも、無理はしないでね。

OSK 【源氏物語】 鑑賞

今日は、着付け教室の指導者kさんと、1ON1の一環として大阪にあるOSK日本歌劇団主催の【源氏物語】を鑑賞してきました。

宝塚歌劇には見に行った事はありますし、近くでもあるので、よくその前の【花の道】を通りますが、大阪の歌劇には足を向けた事がなかったので、題材に引かれて行く事になりました。

夜の部だったのですが、川西から行くにはまだ陽が沈む前から出掛けないといけない分けですが、会場のある心斎橋に到着し、お腹ごしらえをしてから、陽が沈んだ御堂筋に出てみると、街路樹は、電飾で飾られ、まるでクリスマスシーズンのようでした。

以前は車道の本線から右左折する為に設けられていた側道が、歩道になり、左右の歩道が御堂筋全体の大半を占めているような景色で、様変わりしていました。

インバウンド客対策の為なのでしょう。

聞かされてはいましたが、日本では無く、どこか外国に来ているような空気を感じました。

平安時代の広袖の衣装に包まれて踊る出演者

依吹圭夏さん (光源氏)
純果こころ  (紫式部/六条御息所)
妃 乃愛   (葵上)

ある程度、源氏物語の内容を理解しているので、衣装をしっかりと見ながら、踊りだけに集中して見る事ができました。

小さな々々劇場の上、一番前の席を予約していたので、お人形さんのような造り物のお顔の様でありながら、目だけはしっかりと、そして笑顔でお客さんを見つめながら演技をされている様子が、とても印象的でした。

最後には、SNSに流してね・・・という目的で写真撮影時間も設けて有り、私達も記念になるかな、との思いで参加しました。

今日は、平安期の衣装に合うように(色だけ)、と思い、派手になった絽の付け下げをリメイクした洋服を着て、同じく帯をリメイクしたリュクサックを背に付けて出かけました。

新たな体験の一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

茶道稽古 8月(2回目)

 

軸   【清風】

花   祇園守り 矢筈芒

菓子  水菓子(京都清閑院)

稽古  茶箱付花月 且座 茶箱卯の花 濃茶

 

先週に引き続き、七事式の稽古をしました。

高レベルの且座を含めての稽古でしたが、新米さんも少しずつ慣れてきているようで、何とか皆でカバーしながら、終わらせる事が出来ました。

今年は進め方も少し工夫はしたのですが、先週も含め、時間的に、早く出来る様になってきて、皆さんの終了後のため息が聞こえなくなりました。

七事式は、5人の息が揃う事が大切なので、逆に言えば、終了後には、連帯感も生まれているようです。

今日は、いつもスルーしていたkさんのお膝に、ようやくアミが乗った記念すべき日にもなりました。

その上、皆さんのお菓子を狙っている姿もパチリ。

お稽古終了後、母の納骨を翌日に控えていたので、実家に向けて車を走らせました。

アミは、お留守番をきちんと出来ますように・・・

茶道稽古 8月(1回目)

 

軸   【白雲自去来】

花   宗旦槿 檜扇 矢筈芒

菓子  雪餅(上政製)

稽古  炭付き花月 濃茶付き花月 茶通 千歳盆

 

今朝は、珍しく、愛猫アミに、花入れを倒されて、床は、水浸しになってしまいました。

花の匂いを嗅ぎに近づき、長い矢筈芒にしっぽが触れたのではないかと想像しておりますが、彼女も驚いたのか、鳴いていたので、すぐに見に行けばよかったのですが、準備に追われていたので、後回しにしたらとんでも無い事になっていました。
13歳になる彼女の初めての失態だったので、まあ仕方ないか・・・と思いながら後片付けをして、花は健在だったので再度、形を作り置き直しました。

今日は、夏の定番になっている、七時式の稽古をしました。
5人が一斉に入室したので、アミが珍しく驚いて押し入れに逃げ込んでしまいました。
いつもの人達が来られるのに、逃げ込む姿も初めてのように記憶するのですが、このところの暑さのあまり皆さんテンションが上がっていて、その賑やかさに圧倒されたのでしょう。
暫くしたら、のそのそと出てきましたが。

例年より少し手短に終われるように工夫をしてみたところ、皆さんの体力・気力が、切れる前に終わる事が出来、今日の工夫は成功でした。

次回、少し高度な七時式に挑みますが、この調子で頑張りましょう。

 

後半は、一回のお稽古日に、2日分される方の四科伝/茶通の稽古も致しましたが、前半がそれ程疲れていないせいか、スムーズに出来ました。