着物と茶道 日本の文化ブログ

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帯締め

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又、組み上げました。

今年は、数年ぶりに自分の物を制作しましたが、無心になれて、今日も楽しく作業が出来ました。

組紐の田中先生がご存命だった頃を思い出しながら、あの頃、夢中になっていた事が懐かしくなってきました。

作られた方達が、楽しかった、と言われる気持ちが、私にも久しぶりに湧いてきました。

着付け教室の生徒さん達は、明日から制作開始ですが、その前に、私自身が、2本も作ってしまいました。

重い重りを動かしての指導は、私にとってもかなりの重労働なのですが、明日、来週と頑張ります!

 

 

 

茶道稽古 6月(3回目)

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軸  【山翠添新雨】

花   銀梅花 浮釣草

菓子  氷室(香月製)

稽古  茶箱花 茶箱雪 和敬点

 

昨日、タイミングよく、組紐の糸が手に入りました。
夜になって、明日のお稽古は、糸を注文された3人さんだけのお稽古日だという事に気づき、急遽、茶道の稽古は、簡単な物だけにして、帯締めを組む事に、予定を変更しました。

開始時間も1時間早め、茶道稽古はそそくさと切り上げて、帯締めづくりに没頭・・・

終了予定時間の14時に組み終わる事が出来、後は、私の仕上げだけにして3人さんは帰られました。

私も直ぐに房付けをして、仕上げをしていると、何だか久しぶりに組んでみたくなり、再度台を組み立てて、手持ちの糸で作業開始、あっという間に組み上げる事は出来ましたが、夜になると、何だかかなりの疲労を痛感。

でも、冬になり、使うのが楽しみになってきました。

糸に名札を付けている間だけでも、こんな色の糸を買われたのだ・・・と楽しんでいましたが、これから、2週間掛けて着付け教室でも組紐の実習をしますが、皆さんの物が、どんなのが出来るか楽しみです。

 

 

 

茶道稽古 6月(2回目)

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軸  【千里同風】

花  虎尾 浮釣草

菓子 白百合(福助堂製)

稽古  台天目 長板初炭 長板薄茶 長板濃茶 千歳盆 長板後炭 茶箱雪 茶箱花

 

今日は、浴衣姿の可愛いお客さまがお稽古に同席されました。
一番に、キティちゃんを見つけ、お友達として、その上に、お稽古に来られたお姉ちゃんをも友達にして、10時から、17時までママと一緒にお稽古に参加してくれました。
まだ、年長さんなので、さすがに、お抹茶は服めませんでしたが、ママのお稽古姿に、声援を送っていました。

 

又、今日は4か月ぶりにお稽古に復帰された方も来られて、久しぶりの茶室でのお稽古を楽しんで頂けたのではないかと思っております。

 

立派に咲いた虎尾と、もう駄目かと思いながら、持ちこたえてくれた浮釣草を床花に入れました。
浮釣草は、10年くらい掛かって復活してくれた花で、見守ってきたかいがあったな~と喜んでおります。

 

 

 

茶道稽古  6月(1回目)

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軸  【歩々是道場】

花  花菖蒲

菓子 草蛍(香月製)

稽古 長板初炭 長板濃茶 和敬点 茶箱雪点前

 

昨夜、高校生のお嬢さんの着付け依頼が急遽入った為、つつじが丘まで仕事に行った後での茶道稽古の開始でした。
お茶会に参加される高校生さんが、準備された着物と帯が着れない、という事で慌てておられる様子が窺がえたので、何とか稽古開始までに終わらせるべく頑張ってきました。

茶道大好きお嬢さんは、さすがに、立ち居振る舞いが綺麗な方で、私も少し安心して帰ってきました。

 

DSC_3552帰宅後、庭に出て花を見繕ったところ、花菖蒲が何とか使えそうな蕾になっていました。

DSC_3554床花として入れ、今日中に咲けばいいのだが、と思って観察していたところ、午前中に開花し始めたのです。

DSC_3554午後には、しっかり開き、花菖蒲の開花をタイムラインで、見る事が出来、感激でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

妊婦さんの着付け練習

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今日は、美容師コースのレッスンで、妊婦さんの着付け練習をしました。

丁度今、9か月と6か月の方がいらっしゃるのですが、上記写真は、9か月の方です。
元々、細い方ではあるのですが、さすが臨月ともなれば、しっかりとお腹は出ている状態ではありますが、着物を着せるとそれ程目立たない状況になりました。
お腹の大きさと帯とで、腰は曲がらないようですが、着物が着れる事に感激されていました。

いい記念と、ご自分の身体を使ってのいい経験になりましたね。

6か月の方は、着物を着せると、普通と全然変わらない状態になり、写真に残すに及ばない状態でした。

 

 

 

茶道稽古 5月3回目

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軸   【竹葉々起清風】

花    山ぼうし

菓子   アヤメ(福助堂製)

稽古   行之行 唐物 茶杓荘 続き薄茶 和敬点 盆略 薄茶平点前 初炭 後炭

 

今日は、当初の予定より、追加でお稽古に来られた方が2名有り、何とバラエティーに富んだお稽古内容になりました。

午後になってきたら、段々と私も頭が働かなくなってきて、フリーズ状態。

何とか、9種類もの内容のお稽古を終わらせることが出来ました。

 

 

CIMG6383今日は、近くのお寺さん、安国寺での寺活で写経に臨まれた方達が、お茶を服みに寄って下さることになっていて、中学生さんも含めて、12人の方が来てくださいました。

お点前担当の者も、落ち着いて、綺麗なお点前をして下さり、さすが10年選手の貫録を見せてくれました。

 

 

CIMG6386ネパール国籍のダン君は正座に耐えられなくて、時々足を崩していましたが、お茶は「苦いけど・・・」と言いながら、服んでくださいました。
中学生さん、3人にとっては、経験になったでしょうか。

お茶の後は、庭にも出て、狭い所を歩いて頂きましたが、朝は、無かった花菖蒲が1輪咲いていました。
数年前に、苗を頂いて、育てていた物だったので、初めて、お目にかかれて嬉しいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶道稽古5月(2回目)

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軸    【白珪尚可磨】

花     沙羅

菓子    野遊び(香月製)

稽古    初炭 続き薄 大円草

 

先週あたりから、沙羅の花が咲き始めて、丁度茶花に使える事が喜びです。

夏椿と同じように、終わったお花が、ポトンと地面に落ちています。

幹が結構太くなってきているので、このまま庭木としての存在を保ってくれるといいのですが。

 

午後からは、3人さんが【大円草】のお点前を、初めてお稽古されました。

どうなる事かな・・・と心配しておりましたが、予想よりスムーズに皆さん学んで下さったかな、というところの感想です。

この1年、【大円草】の集中レッスンで、頑張りましょう。

 

 

 

茶道稽古 5月(1回目)

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軸  【薫風】

花  箱根ウツギ 鶯神楽

菓子 バラ(福助堂製)

稽古 初炭 盆略 続き薄茶 後炭 洗い茶巾

 

今日は、終日雨の予想だったのに、朝には何と上がっていました。

庭では珍しい、箱根ウツギが咲いていて、鶯神楽の木には、可愛い実が沢山付いていました。

HORIZON_0002_BURST20230515092146151今年は、みかんや、柚子の花も沢山付いていて、とても甘い香りが広がっていますので、社中の人達にも庭に出て見届けて貰いました。

今月から風炉に変わります。

炉の名残が身体に残っている人もありましたが、何とかお稽古を進める事が出来ました。

朝の部が終わった後、午後の部の人と合流で、大宗匠が出演された【徹子の部屋】の録画を見る事も出来ました。

又、今日は母の日でもあります。
昨日、夫が母の日用のミニケーキを見つけてきてくれたので、午前にお稽古が終わった二人にお紅茶を入れて貰って、一緒にケーキを食べて、しばし雑談、母は一人しかいないのですが、、母の日気分を味わう事が出来ました。
何でもないケーキでも、皆で食べると美味しいし、お紅茶も美味しく、楽しい時間を過ごす事が出来ました。

楽しいひと時の後は、まじめにお稽古に戻り、二回分のお稽古をしないといけない予定の方も、無事に終わらせることが出来ました。

HORIZON_0001_BURST20230515072714260_COVER昨日、お向かいさんから頂いた柿の葉寿司や、生麩田楽、蕨など、好物ばかりの夕食を食べた直後、近所の犬友達がカーネーションの鉢植えを持って来て下さり、母の日モードはマックスに・・・

私には無縁であった母の日を、こんな形で楽しめた日は初めてでした。

何の記念日でもいい、皆でこうして共通の時間を共有する事が、大切なんだな・・・と思った日でした。

 

 

 

 

茶道稽古 4月(2回目)

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軸  【春水満四澤】

花  おだまき 鳴子百合

菓子 兜絵薯蕷 (香月製)

稽古 唐物 洗い茶巾 初炭 後炭 千歳盆

 

起床時には雨が残っていたので、庭で茶花を見繕う時には傘をさしていましたが、皆さんが来られる頃には上がってくれたので、助かりました。
でも酷い雨ではなかったので、花を摘むのには、ちょうど朝露が載っているようで、相応しくもありました。

5月の研究会の内容に合わせて、一足早く風炉に替えて、予習稽古を計画していたので、皆さん、研究会では、しっかりお勉強できるのではないでしょうか。

 

S__9158682何と、今日は、社中の方々から、古希のお祝いを頂きました。

思いもかけない、サプライズで、驚きましたが、年長者お二人が京都まで、探しに行って下さったとの事。
慣れない茶道具店を梯子して、相応しいものを見つけて来てくれたとの事、六瓢(無病)蒔絵のお棗は、社中の人達の思いがいっぱい詰まっているようで、これから、一緒に大事に使わせて頂きたいと思いました。

まるで私の無病息災を、このお棗に願掛けして貰ったようです。

今年は、古希の祝いと、教室設立20年が重なった事もあって、次々祝って頂く事が続いて、本当に幸せな事です。

45年前の結婚以来、子供には恵まれなかったけども、夫と二人元気に頑張ってきて、こうして、周りの方達から長寿のお祝いをして頂けるとは、気恥ずかしいような気もしますが、幸せな時間を貰えて、有難い限りです。

こうして皆さんに背中を押して貰って、益々頑張らねば、と心ひそかに思いを固めているところです。

 

 

 

大徳寺利休忌茶会

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今朝は、6時半出発で、京都北区にある茶道の聖地大徳寺で催される利休忌茶会に行って来ました。

コロナ以前は、毎月利休忌の28日には塔頭5会場で普通に催されていたのに、全く無くなり、ようやく、予約制も含めて、開催されるようになってきました。

平日なので、高速道路も京都市内も渋滞の可能性有り、と考えて早くに家を出たので、玉林院の9時の予約にはたっぷり時間もあり、久しぶりの大徳寺境内を、かつてお茶会をされていた院に出向き、まずは今日あるのかどうかの確認をしてみました。

そのうちの、瑞峯院では、来月は開催します、とはお聞きしましたが、今月は無し。

でもこちらでは、西宮の献茶式茶会で見た、【白雲木】の木を見る事が出来ました。
知らない花を、茶花として、又原木をと続けてみる事が出来て、茶会は無くても感動でした。

私が、大徳寺に行ける季節はいつも仕事が一段落してからになるので、表さんの担当月になってしまう傾向があり、今日も同じくでした。
表さんでは、全国の先生方の持ち回りなのか、今日も埼玉県から来られた先生が、三玄院のお釜を掛けていらっしゃって、本当に脱帽です。
お客さんとして行かせて頂くだけでも、エイッヤーの思いで計画するのに、臨時で行かせて頂けるのは、有難い事です。

9時の予約がしてあった玉林院では、露地草履に履き替えて、露地を歩いて離れの茶室へと案内されました。

菓子 藤の花の絵薯蕷饅頭
花  都忘れ・山ぼうし
軸  【春水満四澤】

小間ではないけども、15名も入れば一杯になる茶室には、釣り釜が相応しく、掛け花の設えも風情があって落ち着いた雰囲気が、朝一番のお席にピタッと溶け込んできました。

この二つの花は我が家にもあるけども、今どうだろうと思い、帰宅後我が家の庭を確認したところ、都忘れは既に咲いていましたが、ヤマボウシはまだまだまだ硬い状況でした。

臨時で入れた三玄院では、結構な広間でしたが、まだ人数がそれ程多くなかった関係で、小間のように使い、しっかり見せて頂く事が出来ました。

こちらでは、水指が印象的で、塗で出来た片口水次型の物で、お目にかかるのは初めてでした。

菓子  唐衣
花   シャクヤク
軸   【彩鳳舞丹霄】

三玄院山門の前では、石田三成公御墓地の石碑を見つけ、桃山期以降の武士や、文人がいかに大徳寺との関りが深かったかをうかがい知る事が出来ました。

 

 

OIPその後、ちょうど今、大徳寺自体の特別拝観をしているので、ツアー形式の中に参加して、普段見る事が出来ない所を、案内の方の説明を聞きながら、見せて頂きました。

いつも、横目で見ながら側を通っていた、利休像が楼上にあると言われている金毛閣(重要文化財)もまたいで通らせて頂きました。

 

 

13921又、天井に、江戸時代の天才絵師狩野探幽斎筆による龍が描かれている法堂(重要文化財)では、手をたたくと、ひゅるひゅるひゅるとこだましてくる、という不思議な体験もさせて頂きました。
まるで、龍の鳴き声のようでした。

「天下一の鳴龍(なきりゅう)」と言われているそうです。

 

 

 

HORIZON_0002_BURST20230428123601234二条城にもあった、唐門(重要文化財)は、明治になってから、聚楽第の遺構から移された物らしく、彫刻や、金具の豪華さ、豊富さに特徴があり、日光東照宮の日暮門の模型となっているそうです。
豊臣秀吉が、贅を尽くして作らせた勢いが感じられるものでした。

麒麟や孔雀、牡丹、波など、様々な動植物や天然物の彫刻が約40種類、色鮮やかに施されている彫刻を鑑賞しているだけで、一日暮れてしまうというところから、【日暮門】と名付けられたそうです。

 

今日も、有意義な一日を過ごせたことに感謝です。