着物と茶道 日本の文化ブログ

炉開き 

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DSC_3719今秋は、中々冷え込むことはなく、いつまでも袷の着物が着られないくらい、温かい日が続いていますが、今日は、我庵での炉開きを無事に迎えられました。

軸  【瑞気満高堂】

HORIZON_0001_BURST20231105095952514_COVER茶壷の紐を結んで、床に飾りました。

本来は、半年間茶壷の中で寝かせたお茶を臼で引いたお茶を、本日頂くのですが、中々そこまでは出来ないので、炉開きには茶壷だけを飾ります。

 

 

 

 

CENTER_0001_BURST20231105095950478_COVER

 

庭では、寒くならなくても椿が咲いてくれたのと、錦木も色づいてきたので、床花として使えました。

朝鮮唐津の鶴首花入れに、とても映えました。

花  絞西王母 錦木

 

 

 

DSC_3720社中の人達も、ベテランになって来られているので、平手前では退屈だろうと思って、少し、個性のある、杉棚を使って、しかも貴人点のお稽古をして頂きました。

炉開きの日には、【べ】の付くものを三つ揃えるべし、という約束があるのですが、本日は、

茶入れ/黒織部
水差し/印部焼
棗/瓢(ふくべ)

と揃える事が出来ました。

 

DSC_3722又、【亥の子餅】上政製 は、シナモンの香りが効いた、美味しいものでした。
今年は栗が不作だったそうですが、それでも遠慮気味に入っていた事に、お菓子屋さんの努力を感じました。

この菓子にはいろいろな意味があり

①無病息災

②子孫繁栄

③火事予防

縁起物なので、炉開きには是非食べておきたいものです。