軸 【瑞気満高堂】
花 ニシキギ 山茶花
菓子 猪子餅 新米せんべい もみじ
稽古 初炭 後炭 薄茶 濃茶 (杉棚利用)
今年は、1日に、炉開き祝いを行う事が出来ました。
茶室が夏景色から、冬景色に一変します。
風炉から炉に変り、炭の大きさが巨大になるので、釜の中の湯もしっかりと湯気を上げ、沸いてきます。
側にいると、まだこの時期だと、暑くなるくらい、暖房効果もばっちりです。
今日は、杉棚を使って基本の稽古をして頂きました。
二人の方が、着物で来てくださり、袂の不具合を経験して、こなし方の勉強
にもなりましたね。
炉開きには、三つの【べ】の道具を使うという約束があるのですが、この棚に載っている《備前の水差し》《織部の香合》《黒織部の茶入れ》で、揃える事が出来ました。
お菓子も、上政さんで注文をして《猪子餅》を準備する事が出来、茶人としてのお正月を無事迎えることが出来ました。
干菓子器は、岩手県平泉の伝統的工芸品漆器「秀衡塗(ひでひらぬり)」を
使いました。
お祝いにふさわしい、華やかな漆器です。
中々関西では、見かける事は少ないですが、関東出身のお向かいの奥さんから以前に頂いていたものです。
新米を使ってのおせんべいと共に、炉開きに見合った干菓子も準備
出来ました。
これから、半年間、大きな炭を使っての茶道を楽しみましょう。