着物と茶道 日本の文化ブログ

茶道稽古 11月(2回目)

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軸   【閑座聴松風】 大道

花    絞り西王母 山ぼうし(花入れ/備前)

菓子   亥子餅 焼き栗(菓一條製)

稽古   大円草 薄茶 濃茶 唐物 盆略 千歳盆

 

11月の「炉開き」は茶人のお正月と言われ、八十八夜に摘まれた新茶を、旧暦の亥の日に祝って服む行事です。
その祝いの意味で、今日は、おぜんざいを皆で頂きました。

今年の亥の日は3日だったようですが、我が家では、1回目の稽古と設定した4日に、無事に炉開きを行う事が
出来ました。

五行思想で、水の運気を持つ亥の日に、火を使う炉を開け、一年の火の用心を祈ります。

又、炉開きには、「三ベ」を使う習慣もあります。
花入れの備前(インベ) 茶入れの瓢(フクベ) 香合の織部(オリベ)と揃えました。

 

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菓子は、昨日、菓一條で準備した「亥子餅」が、とても好評で、皆、神妙な
顔で味わっていました。
中が、こし餡ではなく、栗餡が目一杯詰まった餅で、とても美味しいでした。

茶道では、子だくさんの猪に因んで、このお菓子を食する週間もあります。

関西を中心に行われていた、亥の子祭りは、最近は、無くなってきているのでしょうか。

この習慣が、茶道の世界にだけでも残っていくといいのですが。