
今日は、京都駅ビル内にある京都劇場で行われた【31回 ファッションカンタータ】に行って来ました。
頑張って少し早めに行ったので、前から2列目の指定券を頂け、じっくりと見せて頂く事が出来ました。
伝統と革新の融合/和と洋の調和をコンセプトに、【情熱の共鳴】と題したショーでした。
和装作家
・青野保夫 ろうけつ染め
・可野浩太郎 細帯の発表
・木村むつみ(女流作家)
・斉藤上太郎 斉藤三才のご子息 男性物の発表
・津室伸吾 型紙友禅作家
・和田全央 多彩な金彩箔を作り上げ卓越技能者(帯)
着物が中心のファッションショーですが、最初にバイオリンとギターのアンサンブルから始まり、すっかりプロ演奏家の音に魅了された後、和装作家3人の発表、次に山本寛斎作の洋装の発表があり、ダンサーのアオイヤマダさん(東京2020オリンピックのパフォーマンスで好評)が着用された衣装が何とも独特で深く印象に残りました。
その後、舞台の色直しの如くに、女流ドラマーのシシドカフカさんを筆頭に、トランぺッターやトロンボーン奏者達演奏家(SOIL&“PIMP”SESSIONS:爆音ジャズを展開する人気バンド)が舞台に出ての音楽の演奏があり、力強いカフカさんのドラム演奏を聞かせて頂きました。
最後に残り3人さん和装作家さんのショーで終わりました。
劇場内では撮影不可だったので残せなかったのですが、帯結びは角だしや、のしめ太鼓の変化形が中心で、袋帯では、お文庫の2枚羽根と3枚羽根だけが結ばれていました。
細帯での発表を中心にした作家さんもありました。
男性のモデルさんも4人出てきて、貝ノ口とは違う変わり結びをされていました。
男性も、羽織も着られていたり、レース足袋も履かれていて、かっこよく歩かれていました。
その男性衣装を発表された方は、私が若い頃に活躍されていた、色使いで楽しませる染色家斉藤三才さんの息子さんで、今、着物離れが進む現状の中、全く違った趣で活躍されている事を知り、少しほっとする思いにもなりました。
1時間位のショーは、女優水川あさみさん(彼女はお太鼓結びでした)と、俳優田村幸士さん(田村亮さんの息子さん)で締めくくられ、終了後、会場外に出て、展示してある着物や、帯を見せて頂きました。


上記、西陣織で出来た訪問着

上記右側は、夏物の丸帯でした。

上記左側は、正倉院御物文様です。

上記左側 蛙さん柄の帯がとても涼やかでした

上記 (青い帯) 夏のすくい帯(綴れ)

今日は、雨予報でしたが、会場が京都駅内という事もあって、何とか雨に濡れることなく出掛けることが出来、二人で楽しい時間を過ごせました。
やはり、生のものを見聞するのは目に耳に、心にも響き、刺激にもなりました。