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千家十職 竹細工師講演会

今日は、川西アステホールで、14代黒田正玄さんの講演会があり、参加してきました。
市茶道教会主催での講演会で、Iさん・Tさん3人で聞きに行きました。

武家であった黒田家は、関ヶ原の戦いで西軍に付いた為、負け戦から浪人になり、大津に移り住み、竹細工職人になったのが初代正玄だそうです。
評判の竹細工師になり、小堀遠州からの注文をを受け、茶道界・江戸幕府との繋がりが出来ていったそうです。

印象的だったのは、茶杓や柄杓の竹細工は消耗品だから、作品があまり残っていない、というお話があり、なるほど・・・と思いました。
いくら丹精込めて命を吹き込んで作った物でも、特に柄杓においては使い続ける事は不可能な物で、交換時期がくる。
只、そのお役を終えた柄杓を使って、【溜精棚】が作られている。
現在のsdgsの考え方が、既に過去において生かされていたという事です。

代表的な竹は、3種類あって、下記のような使い方がなされているそうです。

真竹(マタケ) 茶杓 花入れ 柄杓に使う

淡竹(ハチク) 茶筅

孟宗竹(モウソウチク) 食品

 

黒田家の敷地には珍しい【絞竹】があって、その作品を見せて頂きました。

 

通常は、藪主さんがいらっしゃる竹藪から、使える竹を切ってきて、炭火で油抜きをしたりして、4~5年寝かせた竹で作品を作るのだそうですが、最近は、一般社会同様、獣害による被害が多く、竹藪が荒らされるのだそうです。
竹は成長が早い、というけども、荒らされ続けたら、竹藪から取れる竹も無くなる日がくるのでしょうか。