着物と茶道 日本の文化ブログ

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着付け教室での講義

DSC_2781毎年、夏の暑い時期には、実技の練習ばかりではなく、色々取り入れて授業を進めています。
その中でも、今日は、マナーの講義をさせて頂きました。

まだ、コロナの関係で朝と昼だけのお稽古ですが、お休みの方も少なく、皆さん、真面目に聞いて下さっていました。

時代と共に、世の中、こういうマナーについても変わりつつあるようにも思いますが、社会生活を送る中においては、周りの方々に不愉快な思いをさせない為にも、心がけたいものですね。

 

DSC_2779立礼でのお辞儀の仕方の練習

綺麗に出来ていますね。

 

 

 

DSC_2779座礼でのお辞儀の仕方の練習

綺麗に出来ているので、お部屋に人がいないように見えますね。

 

 

DSC_2779座布団の使い方の練習

少し難しそうでしたね。

 

 

 

DSC_2779襖の開閉の練習

昨今は、襖や障子も少なくなり、扱いが難しいですね。
ましてや、にじっての入室等、指が折れそうでしたね。

練習しましょう!!

 

 

DSC_2780風呂敷の使い方の練習

利用しましょうね。

 

 

 

今日の私の着物と帯は、18歳年上の先輩から数年前に頂いたものでした。
朝、庭で写真を撮って貰い、先輩に送ったところ、とても懐かしい・・・と喜んで下さいました。
若い頃にお世話になった方なのですが、今でも、こうして交流が出来る事がとても嬉しく思います。

夜には、近くのお寺さんから大きなスイカを頂き、暑い一日だったので最高に美味しく、このタイミングにも、
幸せを感じました。

今日も、有難く、よい一日でした。

 

茶道稽古 6月2回目

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軸  【松韻通萬古】

花  クチナシ

菓子 花手毬(紫陽花)(香月製)

稽古 盆香合 唐物 後炭 濃茶 茶箱雪 大円之草

 

天気予報では、雨でしたが、意外に降らず、お二人も傘を忘れて帰られた程でした。

私自身は、まだまだ小鳥の鳴き声が気になりながらのお稽古でしたが、楽しくお稽古をしながら、メジロさんの事も
少しずつ忘れていけそうにも思えてきました。

 

昨夜からの雨のお陰か、クチナシの花が濃い緑の葉にくっきりと冴え、とても綺麗でしたので、
今日の床花に使ってみました。

お稽古は、【真】 ではないのですが、クチナシの恰好よさから【真】の花の入れ方にしてみました。

花の色って数種類ありますが、クチナシだけは白以外見た事がなく、調べてみたら、黄花クチナシもあるそうです。
お目にかかりたいものです。

まずは、まだまだ小さい我が家のクチナシの木が、元気に成長してくれるように見守りたいです。

メジロの巣立ち

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今朝、遂に旅立ちの日がやってきました。

それは思いもかけず、早い巣立ちでした。
リビングの窓横の木で抱卵姿を見つけてから、23日目の出来事でした。

8時頃から、親鳥が餌も持たずに、雛から少し離れた所に佇んでいました。

昨日あたりから、2羽位の大きい子が、羽根を広げて、今にも巣から落ちそうだったので、親が練習をさせる為に、側にいるのかな・・・と思って見ていたら、突然1羽が巣から、近くの枝に飛び移ったのです。
2羽目も真似をするように続きました。

少し時間をおいて、少し小さめの3羽目も巣から飛び出しましたが、少し上の枝に止まったまま飛んでは行きません。
一番小さい4羽目は巣から出る事も出来ず、取り残されています。
この2羽が残っている時間が暫く続きましたが、枝に移っている3羽目の子は枝伝いには移動は出来ています。

どうなるんだろうと、心配していたら、親が南天の実のような物を加えて巣に残っている子の傍までやってきて、励ましていたら、何とかようやく枝に飛び移りました。

暫くでも枝を渡り歩き、又、少しだけ飛んだりして練習時間があるのかな、と思っていましたが、巣から出るという事は、それは飛び立っていく本番そのものでした。

30分もかからない位のドキュメントでした。

いつ見ても、3羽しか見えない位、小さいのか、消極的なのか、その子が最後まで残ったのだと思いますが、きちんと
親がお迎えに来てくれて、一緒に巣立ってくれたので、本当に安心しました。

突然、目の前での抱卵姿から始まり、平均より長いであったであろう抱卵期間が終わり、孵化した時の親鳥共々の
私達の喜び。
今度は、平均より短い巣立ちで終わりを告げた、メジロさんとの共同生活の数週間は初めての経験で、コロナ禍に
あって、神様から頂いたプレゼントのような気がしました

因みに、今日は、私達夫婦の43回目の結婚記念日でもありました。

何はともあれ、4羽が全て孵化し、無事に巣立ってくれた事に安堵の気持ちで一杯です。
空っぽになった巣ですが、リビングから見えるので、どうしても目がいってしまいますが、その窓を数週間開けていなかったので、今は、全開にして名残りを惜しんでいます。

燕の様に、毎年来てくれるものでもないようなので、来年を期待はしていませんが、庭の冬椿の花に集まってくれる
メジロさんは、これからも大切に見守っていきたいと思っています。

 

 

27622昨夜は、能勢の道の駅まで、を見に行って来ました。

広範囲に渡り、綺麗に光を放ってくれる蛍の乱舞に酔いしれてきました。

又、「よく来たね、ようこそ。」と言わぬばかりに、近くにまで寄って来て
くれる子もいて不思議な感覚でした。

今まで、何箇所か見に行ったことがありましたが、最高でした。

来年もまた、こんな幻想的な空間を作ってくれるのでしょうか。

茶道稽古 6月(1回目)

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軸   【歩々是道場】

花    江戸萩 紫陽花 梅花ウツギ

菓子  笹しぐれ(上政製)

稽古  唐物 盆香合 茶箱雪点前

 

今日も、午前中は爽やかな時間でした。

毎年、初夏に向かうこの時期になると、上政さんの笹に包まれたお菓子が恋しくなります。
今年も、早速に頂く事が出来ました。
瑞々しい笹の葉の優しい香りに、社中全員舌鼓を打つほどです。

美味しいものを頂くと、幸せ一杯になります。

又、中級の皆さんは、口伝の四科伝も、自然体で出来る様になってきました。
教える側の私の喜びでもあります。

 

DSC_2759我が家に仮住まいしているメジロさんの事も、今日も皆で見守りながらのお稽古でした。

2羽の親が交代で、必死に餌を運び子育てしているので、1日単位で成長しています。

今夕では、部屋からでも、雛の口ばしが見える程になってきました。

今だ、3羽か4羽か、はっきりはしないのですが、段々、親が入れる隙間が小さくなってきているようです。

まだ、雛の声は聞こえてきませんが、さぞかし可愛い声なのだろうと、
想像してしまいます。

もう暫く、私のヒヤヒヤドキドキの観察は続きそうです。

メジロの雛 誕生

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3日前から、雛の誕生を確認しています。

雛が孵ると、急に、2羽の親が餌探しに巣を順番に出たり入ったりして、抱卵状態の時とは、全く違う景色に
なってきました。

今日は、小学生の男児二人とママ、おばあちゃまの4人が、メジロ見学に我が家を訪問して下さいました。

リビング窓のレースカーテンを開け、椅子に座ってメジロの方を見ていると、この景色を一人で見ているのは、非常に勿体無い・・・と思えてきて、5人でワイワイと見れた事は、とても楽しい時間でした。

2羽の親のうち1羽は餌探しに行き、1羽は巣で雛を見守り、餌を持ち帰って来たら、直ぐに交代する。
その餌を貰う為に、雛が空に向かって、黄色い口ばしを背一杯伸ばして来た時だけ、シャッターチャンスがある。

今日のカメラマンは、粘り勝ちのママさんでした。

まだ、3羽か、4羽かは、はっきり分からないのですが、巣立つまで、ヒヤヒヤドキドキしながら、
もう少し楽しませて貰えそうです。

茶道稽古5月3回目

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軸   【天空海闊】

花    ヘピリカム  山アジサイ

菓子   青楓(福助堂製)

稽古   初炭 後炭 入子点 濃茶 和巾 茶箱花点前 色紙点

 

青空で迎える爽やかな朝でした。

緊急事態宣言は、来月20日まで延長という事は決まりましたが、お稽古は、人数制限をしながら、変わりなく続けられています。

只、お菓子屋さんでは、お干菓子の仕入れをあまりされなくなり、少し困ってきております。

重菓子は、注文をして作って頂くので、大丈夫なのですが、お茶会なども出来ないせいか、お干菓子は品不足になって来ているのでしょうか。
少し考えないといけない状況になってきました。

 

DSC_2739今日も、我が家のメジロさんは、抱卵を続けております。

親鳥が巣を離れた隙に卵を写す事が出来ました。

最低4個はあるようです。

最初に見た時より、緑色が濃くなってきているようなので、孵化が近いのでしょうか。

一日々々、ドキドキです。

どうか、カラスに狙われませんように・・・

中之島香雪美術館

caption今日は、緊急事態宣言が出される前から計画していた、
中之島香雪美術館での茶道具展示会を見に行って来ました。

本当は、5月15日に行われる予定だった、講演会に申し込みをして参加予定だったのですが、急遽中止となった為に、時を少し
遅らせて、開催終了となる前に、師匠の荒木先生と一緒に出掛けて
来ました。5か月ぶりの電車移動でした。

所要時間2時間位でしたが、会場は、私達を含め数組だけの見学者で、スタッフ人数と変わらないくらいだったので、開館している事が勿体無いように思えました。
コロナ禍なので、閉館していないか、確認してからの
訪問でしたが、逆に施設側としたら、それ程の来館者はないだろう、と見越しての開館なのか、と思ってしまいました。

しかし、いつも思うのですが、昨今では、いくらでもネットで見る事も出来ますが、やはり足を運び現場で見分を
広める事は脳裏に残っていくという事において値打ちがありますね。

従って、これだけゆったりと見学出来た者にとっては、有難い時間でした。

 

210115_遠州不昧B2ポスター_11OL今回は、江戸時代の【小堀遠州・松平不昧と大名家の茶】と題された、
展示でした。

桃山期の利休によって完成をみた「侘び茶」はその後の茶人によって様々に展開するのですが、利休の第一弟子である古田織部から、小堀遠州、その影響を受けた松平不昧らが所持した作品などを、朝日新聞社の創業者である村山龍平が蒐集したものです。

特に松平不昧には、荒木先生も私も島根県人として、故郷を代表する茶人に
特別な敬意を持っているので、こうした展示会には足も運びたくなるのです。

 

 

 

OIP

現代では、色々な流派に所属する事は難しい事だと思いますが、この時代を牽引した方々は、そこにも足を踏み入れ、勉学された事実が記されています。

神戸市御影の香雪美術館敷地内にある【玄庵】の複製茶室もあり、2年前に引き続きしかっり見学してきました。

 

 

unnamed出掛ける前は、この時期なので、昼食はせずに帰宅する予定でしたが、同ビル内にある【福吉兆】という上品なお店を見た途端に入ってみたくなり、ランチで提供されている、《にゅう麺》を頂く事にしました。

しっかりしたアクリル板も設置されていて、安心して、美味しく頂く事が出来ました。

 

帰り、梅田の地下街を歩きましたが、殆どのお店が営業自粛されていて、本当に気の毒に思いましたが、安心感の
持てる優雅なお店で食事を済ませていたので、ゆっくりと、いつもは買い物もしない私が、前から予定していた買い物も済ませ、帰宅する事が出来ました。

 

DSC_2737因みに、今日も、我が家のメジロさんは、巣の中で時々向きを変えながら、
抱卵を続けています。

お疲れなのか、巣の縁に顎を置いている姿です。

オスとの交代も出来ているのか、食事は出来ているのか、気になるところですが、
応援したいものです。

 

茶道稽古 5月(2回目)

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軸  【花びらの垂れて静かや花しょうぶ】 高浜虚子

花   鉄線

菓子  バラ(福助堂製)

稽古  初炭・後炭 薄茶 濃茶 色紙点 入子点

 

1か月近く早い梅雨入りだったので、この所、雨続きでしたが、今日は、本当の五月晴れでした。

軸は【花菖蒲】 花は【鉄線】 菓子は【バラ】と季節の花尽くしの設えでしたが、それぞれバランスよく、
綺麗な組み合わせでした。

元気印の朝美さんが、体調不良でお休みされたので、来週の予定者2人に来て頂き、調整が出来ました。

コロナ禍の中、出来るだけ、お稽古の時間帯が重ならない様に少人数制で進めていますが、今日は、最もゆったりしたお稽古が出来ました。

DSC_2730まずは、美味しいお菓子を食べて、味わい深いお茶を頂く、それから、美しい所作でのお点前が出来る様に腕を磨き、お点前の手順に慣れていく。

軸を読み、花からは今を感じ取る。

 

 

 

 

 

DSC_2734そうそう、今日も、時々メジロのゆりかごを確認しながらの一日でした

今日、お稽古に来られた方には全員、メジロのゆりかごを見て貰い、幸せを感じて貰いました。

来週は、卵が孵化しているかも分かりません。

メジロの巣

DSC_2726昨朝、リビング横の目隠しの為に植えてあるカナメの木で、メジロが卵を抱いている巣を発見しました。

 

 

DSC_2725と言いましても、第一発見者は、猫のアミなのですが。

窓から手の届くような場所に、7~8センチ位の小さな
可愛らしい巣があるのです。

猫の様子から夫が気が付き、私にも教えてくれて、3人が続けて見つめたせいか、抱卵していた親鳥が飛んで行ってしまいました。

その後、窓を開けて巣の中を覗き込んでみたところ、小さな卵1個は見えましたが、親鳥がどこかで見ているかも、と思って、観察もそこそこにして、窓とレースのカーテンも閉めておきました。

 

5時間位、家を空けていたので、親鳥が戻ってきているだろうと安易に考えていましたが、巣にはおりません。

人家に近い所、しかもこんな至近距離の所に巣を作る限りは、少々家人が見たくらいでは育児放棄等しない、覚悟を
持ってよ~と、一人、思っておりました。

雨も降りだすし、親が戻ってくれない限り、人間ではどうする事も出来ないし、あの卵はどうなるのだろう・・・

 

所が、今朝、無事に親鳥が抱卵しているのです。
本当にほっとしました。
調べてみると、メジロは、10日あまり抱卵し、10日余りで巣立つそうです。

せめてその間、この窓はレースのカーテンも含めて開けない事にします。

親が抱いているから、と言っても必ずしも孵化するとも限らないけども、何とか、無事に巣立って欲しいと願っている所です。

今も、親鳥は、部屋の方を向いて、巣の中に鎮座しています。

今年は、早々に梅雨入りしてしまいましたが、屋根の無い所なので、きつい雨が降らない事も祈ります。

茶道稽古 5月(1回目)

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軸   【薫風】

花   イチハツ シャスターデージー(浜菊とフランス菊の掛け合わせ) 鶯神楽

菓子  落し文(香月製)

稽古  初炭 薄茶 入子点 濃茶

 

5月は、ゴールデンウイークがある関係で風炉の開始が今日になりました。

コロナ感染予防で、お休みされた方や、お仕事で休まれた方もあって参加者は少ないでしたが、その分久し振りに、
ゆっくりお喋りも交えて進める事が出来ました。
たまには、こういう日もあってもいいですね。

茶花は、今朝今夏初めて咲いた、シャスターデージに名残のいちはつ、冬に可愛く咲く鶯神楽の真っ赤な実が
とても爽やかで、初風炉の床に調和し嬉しいでした。

菓子は、恋文を落とすところから、名前がついた、【落とし文】という風情のある物で、平安期の頃を想像しながら
頂きました。

又、今日は、昨年からお家元に申請していた許状がようやく届き、新人さんへ引継ぎ、正式に社中としてのお仲間入りをして貰える事が出来、おめでたい日でもありました。

コロナ禍なので、大勢で狭い茶室に集まる事は、出来るだけ避け、分散してのお稽古時間に設定してていますが、
気分転換を求めて集って下さる方々とこうしてお菓子を食べ、お茶が服める事は、有難い事です。

多くのことが制限されている時期だからこそ、出来る事は、コツコツと続けていきたいものです。