着物と茶道 日本の文化ブログ

大徳寺茶会

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今日は、早起きして、京都大徳寺茶会に行って来ました。

8時には到着したのに、聚光院では、既に沢山の方が並んでおられたので、まず三玄院に行ってみました。

 

thこちらでは、お献茶が行われ、儀式に参加させて頂いた後の、お席への運びとなりましたが、ゆっくりとお茶を楽しませて頂けました。
葉が縮んだ桔梗や、可愛らしいピンク花の瑠璃柳等、この暑さなのに、珍しい茶花も見せて頂けました。

次に、玉林院に回ったのですが、割れた火鉢が風炉に使われていて、その上に納まっているかなり古びた小ぶりの釜が又風情があって、少し暗めの茶室の雰囲気にとてもマッチしていました。

 

 

三席目に、瑞峯院に回ったのですが、こちらもかなりのお人の集団。
すっかりコロナ以前の状況に戻っていましたが、その上に猛暑。
クーラーの無い待合には、氷柱が準備されていましたが、この所の暑さには間に合わない状況・・・
只、その氷柱を見ていたら、透明な氷の塊の中に着物の袖の振りの形をした白い部分を見つけ、面白くなりました。
氷屋さんの狙いとしたら、透明な氷を作るべしだったのでしょうけども、たまたま中に袖の振りが出来てしまった。
他にも、気が付かれた方あったでしょうか・・・
退屈な待ち時間に面白いものを見つけ、少しほっこりした時間でした。

実は、今日のメインテーマは、ニューヨーク在住の席主さんが、お釜を掛けられる、という事で話題になり、沢山の方が押し寄せておられたようです。

さすがに、はっきりとおしゃべりをされるご亭主で、今までにはない面白さのあるお席でした。
ティファニージャパンの社長さんが、ご一緒にお席の説明をして下さったり、ビトンの箱型スーツケースが旅箪笥のように使われていたり、規制のお道具にとらわれずの組み合わせは、とても参考になりました。
英語で書かれた会記までご準備されていました。

でも、今日の暑さには参りました。
来年からは、夏のお茶会は無理だな、と覚悟をしたほどでした。
帰り、京都市内を走っている時に車の温度計を見ると、42.5度。
途中、高速道路では、40度を割ってきて、川西インターを下りた時は38度まで下がっていたので、30度の数字を見たら、少しほっとした次第。
本来38度なんて、とんでもない数字なのに、心理って不思議・・・40度の数字を見た後では、そうなるのですね。

日程的には行ける、と喜び勇んで出掛けましたが、本当に危険な暑さでした!!!