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着物と茶道 日本の文化ブログ

初茶会 西宮神社にて

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3年ぶりの初茶会でした。

今日は、皆さんと一緒に、電車を乗り継いで、西宮神社まで行って来ました。

コロナ以降の方針で、参加人数も半分位で、時間制で、点心は無くなり、お菓子もケースに入ったままの物を、各自が取り込み、濃茶も各服で出され、今までの形式が一変したようでした。

それでも、こうして開催して頂けた事は、本当に有難い事でした。
私自身も、3年ぶりのお茶会で、大宗匠のお軸や、立派なお道具を見せて頂けて、楽しむことが出来ました。

 

S__11124842 濃茶席

軸   【瑞雲生五彩】 大宗匠
茶入れ  瀬戸
茶杓銘  竹下
濃茶   吉祥の昔(大阪吉川園)
菓子   花葩餅 (常盤堂)

 

 

 

 

S__11124839 薄茶席

軸   【万歳の声】遠山画賛 円能斎
薄器   【零梅】 春斎造
茶杓   【寿色】 円能斎
蓋置   突羽根
建水   曲(唐松絵)
菓子   【老松】藤屋製
香合   独楽(山中塗)淡々斎
花入れ  浅黄交趾杵型(即全造)
水指   手桶 草花絵(半七造)
茶碗   赤 銘【瑞雲】

 

 

 

茶道稽古 1月(2回目)

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軸   【松樹千年翠】

花    蝋梅 椿(太郎冠者)

菓子   丹頂(香月製) 紅白いちご大福

稽古   盆点 茶箱和敬点 行之行 逆勝手後炭・濃茶

 

先週の初稽古の華やかさから、今日は落ち着いて、頭の体操になる逆勝手を中心にお稽古を進める予定をしておりましたが、お休みの方が出たり、逆に補講の方が出たりで、奥伝・四科伝を含めての色々な各調のお稽古をする事になりました。

午後には、とても可愛らしい、紅白のいちご大福の差し入れがあり、見て楽しく、食べて美味しく、皆さん、お土産に持ち帰られました。

来週半ばは寒波が来ると天気予報では言っておりますが、今日は、暖かな一日でした。

 

 

 

2023年 茶道初稽古

CIMG6239CIMG6245今年も無事に初稽古を迎える事が出来ました。

コロナ時代になってからは、全員が同時に揃う事は避けながら、ちょうど真ん中の時間帯の1時間余りが全員集合になるような計画を立てています。

今年は、その時間に一緒におぜんざいを食べて、プレゼント交換をして楽しみました。

 

 

CIMG6240たまたま昨年の方からの物に重なるとか、自分の準備した物に当たるとかで、2回くじ引きをしてようやく品物が手に渡ってきました。
その間ワイワイ賑やかに、何が当たるか楽しみが延長され、決まれば当たったお品物を各自確認をして、持参して下さった方の説明を受けたりして、茶室の静寂とは一転しての空気でした。

 

 

 

CIMG6251お茶を点てたり、練ったりするためには、まずお湯を沸かさねばなので、一番手の方は、初炭をします。

まだ、お客様はどなたもいない中でしたが、初稽古というだけで緊張しましたね。

朝から、頭を整え、着物を着て、時間に遅れないように、と動くだけで、忙しいでしたね。

滞在時間一番長くなりましたが、よく頑張りました。

 

CIMG6276次は、昨年から稽古に入った奥伝の中の、【行之行】をお二人に発表してもらいました。

CIMG63111年間のお稽古とは思えないくらい上達していて、先輩に見守られながらでも、堂々とお点前が出来ました。

 

 

 

 

 

CIMG6323全員、ご自分で着物を着て来られているのですが、私の手直しは殆ど必要ない程、綺麗に着られていました。

華やかな着物で勢ぞろいで、見た目も新年らしくていいですね。

お一人だけ、欠席だったので残念でした。

でも、又この一年も一歩ずつ進んでいけるようにお稽古頑張りましょう。

 

CIMG6335午後の部は、炭を足す後炭からです。

数回の着付けレッスンで習得した着物姿は、今日もとても綺麗で、練習無しのぶっつけ本番の着姿だそうです。

休日が不定期なお仕事なのに、調整して参加して下さいました。

 

 

CIMG6357コロナ禍に入り、お家元が発表された【各服点】をベテランさんお二人に発表して貰いました。

水屋さんとのコンビネーションが大切なお点前なのですが、昨年末に1回だけしかお稽古出来ていなくても、さすがにぴったり息は合っています。

 

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CIMG6366  軸     【鶴舞千年松】

花      蝋梅 侘助

掛け花    柳 万両

菓子     葩餅(香月製)

菓子器    朝鮮唐津(西岡小十作)

 

着付け教室 新年

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9日の成人式着付けも無事に終わり、本日、着付け教室の新学期を迎えました。

新年最初のお稽古という事もあり、他装練習のクラスもありましたが、ほとんどのクラスが自装を中心に練習を進めました。

元気にお会い出来、お稽古が再開出来たことが、何よりな事で、又、この1年宜しくお願い致します。

今年は、【みつこ着付け教室】開校20周年になり、何か記念になる事をしたかったのですが、皆さんに風呂敷を配らせて頂きました。

開校の折にも皆さんにお渡ししたのですが、やはりいつも身近で使って貰えるものとしたら、風呂敷だな・・・と考え、同じものを選びました。

昨秋から、季美さんに相談をして、いい物を作って頂けました。

こういうお祝いが出来た事を励みとして、これから先は、同じ事の繰り返しが出来る事に感謝をしながら、1年々々を大切に進んでいきたいと思います。
一見、同じ事の繰り返しは、退屈だと思いがちですが、この年になってこそ、元気で、繰り返す事が出来る喜びを改めて、感じています。

教室の皆さんと、着物文化を少しでも継承出来たらいいな・・・と思います。

 

 

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夜のクラスの方から、丸帯の芯を抜いて欲しい、との申し出がありました。

紅白のおめでたい丸帯でした。

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昔と違って今は、薄くて軽い帯が好まれるから、芯を抜く事によって、使いやすくなったと思います。

お気に入りの帯だそうなので、使いこなせるようにしましょうね。

2023年の幕開け

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20年近く続いている有馬での年明けを今年も迎える事が出来ました。

慣れた道を車を走らせ、顔馴染みの職員さんと少しでも話を交わし、慣れた空間で元旦を過ごせる事が、最近は、故郷に帰省しているようにも感じられ、とても落ち着きます。 コロナ以降、イベントは何も無いのですが、その分、ゆっくり温泉につかり、適度な量のお食事を頂き、何もしないゆっくりした時間を過ごし、又、来年まで頑張ろう・・・と思えてきます。 新しい事へのドキドキ感は無いものの、ある意味、第二の故郷に近い感覚にもなってきているような・・・

有馬に行くと、いつも会いに行く、ルフィに今年も会う事が出来ました。 元々、この場所には巨大猫が2匹居たのですが、1匹は亡くなりルフィだけになってしまったのですが、彼も、少し小さくなったような。 夕方にはご自宅に入れて貰うようですが、明るいうちは、観光客のマスコットとしての任務があります。 目ヤニで目が明けにくそうですが、来年まで元気でいてね・・・

今年は、朝食があまり食べられなかったので、持って帰りたいな・・・と思ったくらい、勿体ない事でしたが、朝食後もひと眠りして、よく眠れた年明けでした。

最近は、寝られる事も、儲けもん、と思えるくらい睡眠重視の生活になってきているので、お腹いっぱいは食べられなくても、しっかり寝られたから良しとしようと、思い直し、目覚めの珈琲を飲んでホテルを後にしてきました。

 

 

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1時間足らずで帰宅したら、お向かいさんが、おせち料理を作って待って下さっていて、有難い事でした。

手料理でのおせちです。 我が家では作らない肉団子も、電子レンジで温めてから辛子ポン酢で頂いたら美味しいでした。 しめ鯖入りの紅白酢の物、イクラ乗せゆで卵、こうばしい田作り、共に最高でした。

夕方には、変わらず、犬散歩に行き、少しずつ日が長くなっている事に喜びを感じ、一年の初日を無事にスタートさせました。

 

 

京都押小路 岡田

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お向かいさんに、ワンちゃん散歩のお礼にと、京都押小路岡田にお食事を招待されました。

1年半前にも、連れて行って頂いたことがあったのですが、斜め向かいの場所に移転され、お店の規模が3倍位に広くなっていましたが、落ち着いた空間に変わりはなく、さすがミシュラン一つ星を取っているだけあって、しっかりした味付けのお料理尽くしでした。

素材がいいのは、勿論の事でしょうけども、味付けが凄く繊細で、口に入れた時の味わいが脳への記憶にまで残ってきます。
私は、こういう繊細な味付けが大好きです。

 

今日は、珍しい野菜にも出会いました。

20201221003804【チシャトウ】 別名茎レタス
シャキシャキとしてさっぱり感のある野菜で、とても美味しいでした。
京野菜かと思いきや、何と、古来より、中国やフランスで食されてきたキク科の野菜だそうです。
透明感のあるグリーン色ですが、この透明感を出す為の下処理が大切なんだそうです。

掛け床には、山茶花が描かれた軸が掛けてありました。

今日は、岡田さんのお出しのお味と、このチシャトウがとても印象に残りました。
お味など、形の無いものが印象に残ると言えるのも、さすがに京料理ならではだからでしょうか。

 

 

 

茶道稽古 12月(3回目)

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軸  【無事是吉祥】

花   鶯神楽 侘助

菓子  聖夜(香月製)

稽古  初炭 大津袋点前 行之行

 

本年、最後のお稽古日でした。

鶯神楽が少しですが咲き始めて、金平糖のような可愛い花が開いています。
白侘助にも、僅かですが、花弁1枚だけにピンク色が現れています。
DSC_3356和のお稽古に、お菓子と香合はクリスマスをイメージした物を準備しました。
これぞ、和洋折衷ですね。

イブの昨夜は、ケーキを頂戴したので私も食べましたが、次の日は、和菓子でクリスマスをも楽しむ。
日替わりメニューでも違和感も無く、逆にこうして色とりどり楽しめる事が面白いですね。

 

 

今年も振り返ってみると考えさせられる事や、反省点も含め色々な事がありましたが、軸のごとく何とか終われそうです。

只、来年も変わらず、元気で活動出来る事が一番大切なのでしょうか。

何をおいても病気が無く、1日々々を楽しんで暮らせる事を目標に掲げ、来年もピョンピョン(うさぎ年)と進んでいきたいと思います。

 

 

茶道稽古 12月(2回目)

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軸    【閑座聴松風】

花     侘助 蝋梅

菓子   水仙(福助堂製)

稽古   初炭 大津袋 行之行台子

 

段々と寒くなってきました。

炉になると、炭が大きいので、いこってくると点前座に座ると暑いくらいになります。

釜のお湯も沸き、松風も聞こえてきます。

今日のお軸は、お腹の底から音を聞く、様子を伺う、見る等という意味ですが、ひどく、傷を負った今の私には、何だか非常に身に沁みてきます。

青々とした葉が茂っていた庭はほぼ落葉も終わり、蝋梅の蕾が膨らんで来ました。
そのうち、よい香りを届けてくれることでしょう。

 

DSC_3349お菓子は、久しぶりに福助堂さんに注文をしましたが、可愛い水仙を作って下さいました。
福助堂さんの練り切りは最高です。

来年の干支のうさぎさんも早速お目見えです。
ウサギさんは、今は施設に入っている母の年です。
96歳になるんだな・・・
昨年、父が亡くなった事で、私の片側にあった何かが無くなったような気がしていましたが、もう片側の存在である母はまだ生きてくれている。
頑張り屋さんなのでしょうか。
いい年にしたいものです。

 

 

茶道稽古 12月1回

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軸  【楓葉経霜紅】

花   楓 侘助

菓子  寒牡丹 冬椿

稽古  初炭 後炭 大津袋 和敬点 行之行 各服点

 

この2~3週間、外装の工事をして貰うのに、我が家の周りに足場が張り巡らされていましたが、ようやく終わりを迎えて、週明けには足場撤去になる運びにこぎ着けました。

ほっとした気持ちで、明日の花は何が使えるかな・・・と庭を眺めていたら、楓が綺麗に紅葉している事に気づきました。
毎年10月末までには、庭の木々達の剪定をして貰うので、大木ではあるのですが、楓の葉は使えない、といつも思っていたのですが、見上げてみると、今まで気が付かなかっただけなのか、綺麗に紅葉しています。

今年は、我が家の庭の木々の紅葉が錦だったのかもわかりません。
又、この所の足場に邪魔されていた景観から解き放たれる安堵感から、より一層綺麗に見えたのかも分かりません。

取り合えず、初めて、我が家の大木の楓の葉を使う事にしました。

自分の家の庭で、季節の移ろいを感じられ、それをこうして茶道に生かせ、楽しめる事は有難いです。

今日は、初めて、ベテランさんに各服点の稽古をして貰いました。
今月は、各自、初釜に向けての稽古をする予定です。

 

 

 

茶道稽古 11月3回

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軸   【炊くほどは風が持て来る落ち葉かな】良寛

花   炉開き ヤマボウシ

菓子  千鳥饅頭(千鳥屋宗家)

稽古  台天目 茶箱月点前 長緒点前 入子点 茶入れ荘 初炭

 

今年は、ヤマボウシの葉が綺麗に紅葉してくれたのと同時に、炉開きの花が長期間、次々蕾を付けてくれます。
侘助も咲き始めたのですが、今日も、茶花に炉開きを入れました。

菓子も、頂き物ですが、千鳥饅頭があったので、珍しく、生菓子は準備せずに、香ばしいと千鳥饅頭ファンの声も結構聞くので、重菓子として使わせて貰いました。
生菓子ばかりよりは、たまにはこれも又良しでは、と思った次第です。
お干菓子も、鎌倉のお土産に頂いた、ハトの形の落雁、ハトに因んでか、豆粉が使われた落雁で、珍しいお味でした。
ふるさと、津和野銘菓の松の葉と、関東・大阪・島根のお菓子と取り合わせでした。

軸のごとく、庭は、落ち葉拾いが忙しいですが、寒くなる前に、庭の手入れもしておかないと真冬になると、庭にも出たくなくなるので、今のうちにと頑張っております。
「冬は、庭にも出ないのよ。」と言っていた母の言葉が思い出されます。

これからは、庭の花も椿やさざんかだけになりますが、メジロ等の鳥さんが、蜜を求めてやってきてくれることが楽しみです。