着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2015年9月

庭の秋の花達

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珍しい花が咲きました。
黄色花の【上臈ほととぎす】です。
葉焼けするので、夏の間の管理が難しいのですが、今年初めて我が家で咲いてくれました。

アメジストセージも、ようやく咲き始めました。

冬に綺麗な赤い実を見せてくれる『万両』は今はまだ実じたいは青いですが、実を付けている小枝から赤くなってきていて、冬に見るはっきりとした万両の色彩と又違って、とても新鮮で可愛いです。
まるで、遠慮がちに、恥じらいながら、ほのかに赤くなっている感じです。

気が付けば、とてもいい香り。
出入口の近くにあるキンモクセイの花も咲き始めていました。
先日見た時は、花芽すら分からなかったのに。
いつの間にか、花芽が、たくさんついていました。
暫くの間、香りで楽しませてくれる事でしょう。

我が家の庭が秋色になり始めました。

秋の小物

IMG_0352和装季美です。今日、連休最終日に着付けをさせていただきました。単衣きものは、塩沢紬に桔梗柄の八寸帯を合わされました。軽やか装いで、お出かけされました。

秋に向けて小物合わせのご注文頂きました。帯揚は3色のぼかしで、帯締めは辛子色に空色の波模様が入っています。お気に召していただけると良いのですが。

 

湿し灰作り

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今日は、秋晴れを中、湿し灰を作りました。

一昨日から、炉灰を洗ってあくを除き、水分を飛ばして、ベランダに広げ、半乾きにして、準備が順調に出来ていました。

9月の始めにも一度作ったのですが、湿し灰作りは体力勝負なもので、量を少しケチッタ為にどう考えても、炉の半年間もちそうになく、今回、作り足す事になってしまいました。
しかし、今日はお天気もよく、汗を流しながら、灰作りが出来、これで、安心です。

若い時は、真夏に作っていましたが、もう、この年になると夏は無理。この夏の入院を経験して、灰作りは、秋の仕事にしようと心に決めました。

でも今日は、灰作りには十分に良い日になりました。
片付けもなかなかなもので、篩を洗い、灰の小分け作業も終わり、乾燥しないように、密封して缶に入れ、ようやく一連の作業が終わります。誰も言ってはくれないので、自分で、自分に「お疲れ様~~~」

社中の皆さん、今年も充分に湿し灰を使えますよ~

 

先日から気にしていた『絞り西王母』が、今朝、完璧に開いています。
『炉開き』に続いて、早咲きの椿が、咲き始めています。
1ヶ月先の、炉開きに、椿はあるのか、心配になってきます。

又、晩夏に咲いてくれる、『夏雪葛』が、アーチに添って、とても見事に綺麗です。
この花は繁殖力が強く、夏の間、どんどん葉が繁るので、夫が、負けじと剪定していたもので、心配しましたが、季節が訪れると、見事に、アーチ形を作ってくれました。

又少しずつ、秋の花が咲いてくれる事でしょう。

丹波篠山 古陶館と能楽資料館

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以前に、【露草庵】の看板を作った時に、デザイナーの荒川さんに頂いていた券が、あったもので、今日は秋晴れにつられて、篠山までドライブがてら、出掛けて来ました。

若い頃は、秋になると篠山まで、ヤマノイモや、黒豆を求めて、片道40キロ余りの道をよくドライブしたもので、観光化した久し振りの篠山がどう変わっているか、少し楽しみでもありましたが、目的の〖古陶館〗のある場所は町中から、少し離れたところだったもので、落ち着いた風情の中、その一角だけで、楽しんで帰ってきました。

〖丹波古陶館〗は、江戸時代そのままの姿で妻入りの商家が立ち並ぶ河原町(国重要伝統的建造物群保存地区)にあり、館内には、平安時代から、江戸末期に掛けての作品が並んでおり、特に大型の焼き物には、感動を覚えました。

又、登り窯が出来る以前の穴釜の資料もあり、とても興味深く見せて頂けました。

荒川さんの出生で、現在従兄さんが、館長として守っておられるようで、丁寧に説明して下さり、現在の立杭焼きとは、一味違った深みのある(当然ですね、長い歴史を生き残ってきている作品ばかりですものね)焼き物達をたっぷり見せて頂き、次は、姉妹館の能楽資料館へと足を進めました。

能楽資料館では色々な役柄や、表情の面が中心に展示してあり、古代の能衣装は少しだけでしたが、鬘を押える為に頭に付ける鬘帯が、私には珍しいものとして、目に留まりました。

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春日神社能舞台下では、音響効果の為に7個の丹波焼大甕が置いてあるそうです。

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能楽資料館を出ると、ベンチに我が家の愛猫アミにそっくりの猫(さっちゃん)がいて、当然足はそちらに向かいます。 人馴れしていて、全然動じません。暫く遊んでいると、街並みに馴染んだ歌声が聞こえてきました。
その歌声に魅かれて、足を運ぶと、土間の喫茶店です。
コーヒーを飲みながら、懐かしい松山千春さんや、井上陽水さんの歌を、ギターの弾き語りで聞かせて頂きました。
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利晶の杜

今日は、3月に堺に出来た利晶の杜に行って来ました。

堺は千利休と与謝野晶子の生誕地で、それぞれにちなんだものをまとめて、【利晶の杜】として紹介をする施設が出来たようです。

近代的な建物の前には、利休生誕地跡と産湯に使われた、という井戸が残っていて、ボランティアのの男性の方が一生懸命お話しをして下さいました。

立礼席でお茶を頂き、利休さんが作られたと言われる、現存する【待庵】と、北野大茶会の時に作られたと言われる、【無一庵】とそれぞれ複製茶室ではありますが、説明付で、拝観し、並んで作られている三千家の茶室も見せて頂きました。

京都のように道路が碁盤の目のようになっている堺の町の事など、知らなかった堺の町の事も知る事が出来、堺の町に親しみを感じて帰って来ました。

DSC_0511                         利休生誕地

DSC_0514           利休の産湯が使われた井戸(今でも水が湧き出ていました)

DSC_0510          待庵の中(2畳)では撮影禁止でしたので、パネルを撮影しました

DSC_0486                 当時の茶事の懐石(一汁三菜)と菓子

DSC_0491                    立礼席 (つぼつぼ透かし棚)

DSC_0488                 立礼席での軸 【白珠尚可磨】 私自身でした

DSC_0493                       与謝野晶子の言葉

 

 

茶道稽古 9月(1回目)

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軸      大津絵 【くわばらくわばら】
花      金水引  桔梗  七変化  白式部  浮き釣り草
菓子     着せ綿 (上政製)
稽古     長板二つ置き(初炭 後炭 薄茶 長緒 続き薄茶)  盆略  卯の花  雪点前

 

このところ、お天気の悪い日が多く、今日も予報では、かなりの荒れ模様のようでしたが、皆さん何とか、行き帰り、免れたようで、よかったです。

先日から花芽が膨らんでいた、金水引が、今朝咲いていて、今日のメイン花として、床花に使えました。

重陽の節句に因んだ、【着せ綿】の菓子が、とても綺麗で、元気で、長生き出来るように、との思いを抱きながら、頂きました。

帯締め製作

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今日は、平岡宅で、帯締めを作りました。

茶道教室の方3人さんも一緒に、皆さん上手に完成させる事が出来ました。

初体験の方は、最初は、手惑う事もありましたが、完成したら感激のようで、とてもいい笑顔です。

又使ってみての味わいも、お楽しみにね。

椿<炉開き>

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9月に入ったとたんに、11月に咲くべき、炉開き という椿が、咲き始めました。

お盆過ぎから、本来だったら残暑があるべき時期に、いっぺんに秋に近付いたせいでしょう。

花達も、慌てて、花を咲かせたのでしょう。
今年は、もう夏には戻らないようなので、花も安心して咲き続けてくれる事だと思います。

珍しい、金水引も咲き始めました。
只、貴重な一本です。

玉すだれも咲いています。

夫が大事にしているみかん