着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2014年11月

明峰高校へ浴衣着付け指導

今日は、3回目になる明峰高校への浴衣着付け指導に行ってきました。

小春日和の程暖かな日で、浴衣を着るのにもそれ程抵抗が無い、恵まれた日でした。

高校生にはどの程度の指導をしたらいいのか、3回目にして、私もようやく、要領が判ってきて、今回は、何とか2時間をきちんとまとめられたような気がしました。

今年の3年生は、とても出来がよく、私が是非覚えて欲しいと力説した、真結びが、1回で出来、浴衣着付けも2回目には完璧に着れていました。

数名は、高校生になった時分から、自分で着ていた、と言われていましたが、やはり、若い方に浴衣が好まれていることの表れなのでしょう。

帯結びも上手に出来ましたが、欲張って2回目も頑張りましょう、と言った途端にブーイングで、思わず、休憩を取る事にしたら、直ぐに全員が正座。

高校生の皆さんが、浴衣を着て正座がきちんと出来る事に、私はまたも感激!

思わず、座礼の仕方の講習までしてしまいました。

5分間の休憩の後、2回目の帯結びにチャレンジして、本当に上手に結べました。

高校3年生でのこの体験は、きっと思い出に残る事でしょう。

私自身も、今年も無事に一つ仕事が終えられた、という安堵の思いを感じた1日でした。

元気で頑張ってくださいね・・・・

七五三参り

今回で3回目のお着付けでした。

2年振りにお伺いすると、お嬢さん達は、成長されていて、何だか私まで、嬉しくなってしまいました。

3人のお嬢様の成長を、一緒に見せて頂いているようで、又今回は坊ちゃまが産まれていて、賑やかなご家族に触れさせて頂けて、着付けに伺って、一緒に、お祝いが出来たような気持ちになってしまいました。

私がお世話になっている鈴乃屋を、長年盛り立ててこられ、勤め上げ退職されたおじい様の、孫に着物を着せたいという、思いのこもった着付け依頼だったのですが、今回は特に、我が夫の退職を私自身も経験し、お祖父様の長年勤め上げてこられたご自分の仕事に対する重みを、子供や孫に伝えたい、という思いも込められているのではないか・・・という気持ちにさせられ、我が家の状況と重なって、私自身も感慨深い、着付けになりました。

又、お祖母様の、「ママが大変なのよ。」のお嫁さんを労った、さりげない言葉にも感激し、素敵なご家庭に触れさせて頂けました。

4人の子供さん達が、幸せに育っていかれる様に、陰ながら祈っていたい気持ちです。

今回は、ご了承を頂いて、このブログに掲載させて頂きました。