着物と茶道 日本の文化ブログ

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浜縮緬の里 江・浅井三姉妹博覧会

今回もお天気の心配のあるお出掛け会になってしまいました

参加者・・・中谷洋子さんからのコメント
年に2回あるお出掛け会ですが、なかなか参加出来ず 久しぶりに今回長浜方面へのバスツアーに参加する事が出来ました。
生憎の曇り空での出発になりましたが、亡父着用の紬のアンサンブルを自分用に仕立て直した着物で参加出来ましたので、感慨深いものがありました。

最初にツアーの一番の目的である浜縮緬の工場見学に行きました。
見学する樋口(株)工場は日曜日にもかかわらず、着付け教室の方々だったら、という事で。唯一見学させて下さる工場だということで、とても期待しながら訪問しました。
日曜日で機械は動いていませんでしたが、浜縮緬が出来るまでの工程を色々教えて頂きました。
その後別室で浜縮緬の歴史と特徴についても熱心に説明をして頂き、なぜ浜縮緬が白生地の最高峰と称されているかを知る事が出来ました。
又別の話もされて、過去には生糸工場は1000社あったのに、現在は群馬と山形に2社しかないこと、又昭和48年から生糸の輸入制度が始まり、現在では99.9%生糸を輸入していて、国内では0.01%しか作られていないという事で、これには本当に驚きました。

又、ボタンの話をされ、1865年にフランスでボタンが初めて作られた後、世界の民族衣装が変化していったそうです。
そのなかで唯一変化していないのが、日本の着物で、何の変化もなく日本の伝統文化は伝えられている、と話されました。
しかし、現実の着物に関しての話もされて、今の着物離れの現状をとても嘆いておられました。
その原因として和ダンスが無くなって来ている事、結婚式の形が変化してきている事、着物が高額化し過ぎてきた事等を挙げられました。
私も出張着付けで結婚式場に行く事もありますが、確かに洋装の花嫁さんが殆どで、参列される方の洋装、特に若い方はドレスが多いですね。
着物のほうがどんなに華やかなのに、と思いますが、若い人にとってはドレスのほうが楽なのかもしれません。

最後に「是非着付けをされている皆様が着物を着る喜び、着せる喜びを、少しでも多くの人に伝えて欲しい」と言われ、この言葉は、今回この勉強会に参加し、着付けを学んでいる私自身、何が出来るのだろうか、と考えさせられる要でもありました。

見学の最後に、出来上がった浜縮緬を実際に触らせて貰い、赤ちゃん肌の縮緬と、20歳肌の縮緬の感触の違いを体感する事が出来、有意義な経験でした。

その後長浜の街に行き、美しいフランス料理を頂き、NHKで放映されている浅井三姉妹の博覧会場にも足を運び、実際に撮影で使われた衣装を目の前で見せて頂き、雨の中、記念写真を撮る事が出来ました。

勉強会と見学と、とても有意義な一日を送る事が出来ました。

太閤園 迎賓館アメジストルームにて

太閤園の会席料理を頂きながら、雅楽の演奏を楽しんで参りました

 

参加者・・・伊藤光代さんからのコメント

春うららかな季節の中、今回のお出かけ会は太閤園で雅楽演奏を鑑賞するというものでした。

普段あまり馴染みのない雅楽とはどういう演奏なのかとても楽しみでした。

まずは、太閤園の美しい庭園を散策しながら満開の桜と新緑と一緒にたくさん写真を撮りました。
やはり着物で散策すると絵になりますね。
また、散策中にきれいな花嫁さんを数名見ることができ、その美しさに思わず見とれてしまいました。

食事部屋に入り、いよいよお昼のお食事と雅楽の演奏 です。
春を感じさせる美味しい食事を楽しんでいると雅楽奏者の芳村直也さん、久次米一弥さん、日野由梨さんの登場
です。
時代を感じさせる衣装をまとった3人は神々しい印象でした。

まずは軽いジョークを加えながら、雅楽について説明をしていただきました。龍笛、ひちりき、笙(ショウ)とう名前の
楽器で演奏します。
いざ、演奏が始まると、室内にいることを忘れてしまうほどなんとも幻想的な音色で、宇宙を感じさせるような、満月の夜になった様な、そんな事を感じずにはいられない素晴らしい演奏でした。
最後は平原綾香さんのジュピターを演奏していただきました。

本当に素晴らしい音色でめったに耳にすることない貴重な体験となりました。
素敵な演奏、本当にありがとうございました。
現在もCMや各TV番組のバック演奏で活躍されています。

今回は、平岡先生が偶然旅先で知り合った芳村さんに演奏を依頼されたそうです。偶然の出会いによって、今回の雅楽鑑賞が実現したこと、本当に感謝です。先生、ありがとうございました。

平城遷都1300年祭会場にて

数日前まで、季節はずれの台風襲来の心配をしておりましたが、それは何とか免れたものの、雨降りのお出掛け会に なってしまいました。

 参加者・・・佐藤栄子さんからのコメント

今回のお出掛け会は ”奈良、平城遷都1300年祭” 着物を着て、歴史にひたり楽しみました。

朱雀門の真北約800mに堂々とそびえる ”大極殿” ではその宮殿内の職人技に見とれ 平城京歴史館では、
遣唐使が結んだ東アジア交流の歴史を映像などで紹介、 せんとくんが時代絵巻を分りやすく紹介してくれたり、
平城京VRシアターでの 5面マルチスクリーンは圧巻でした!!

只、残念だったのは、あまりの人の多さとお天気。  終盤という事で人が多く、楽しみにしていた天平茶会や
天平衣装体験は 出来ませんでした。

ホテルでのお昼のお食事が終わる頃からの降り出した冷たい雨。 でもその雨の中でこそ感じた事が・・・
参加した15名の皆さんがお互いに気遣う心。 皆がお互いに思いやり、雨は 冷たかったですが、
心は暖かかったです。
そして笑いが絶えない1日でした。

ガイドの方にも 「さすが、着物をたしなんでいらっしゃる方々。所作も美しいですね。」 と誉めていただき
嬉しかったです。
先生が企画して下さる、年2回の着物を着てのお出掛け会、 次回も楽しみにしています。

ウェスティンホテル大阪 蘭の間にて

日本料理 「はなの」 マネージャーの神田康裕先生の指導のもと、
和食マナーの勉強をして参りました

 参加者・・・清田英美さんからのコメント

成人式以来、着物を着る機会がなく、まして今回は自分で着付けをしてお出かけするなんて夢にも思っていませんでした。

そんな不器用な私に先生の御指導して下さったお陰で、何とかお食事会までに1人で着る事ができ感動しました。
お食事会の当日、お稽古で教わった事を思い出し時間はかかりましたが、何とか着る事ができ、天気、人目を気にしつつ、帯がほどけないか心配しながら、ハラハラドキドキの着物デビューでした。
先生に会ってチェックをして頂き大丈夫と言って下さった時はホットしました。

マナー講習が始まり知らない事ばかりでとても良い勉強をさせて頂きました。
美味しいお食事を頂けて最高でした。

初めての体験でしたが、楽しむ事ができ有意義な1日を過ごす事がでしました。
又このような企画があれば参加してみたいです。

京都島原にて

お天気に恵まれ、桜満開の中、タイムスリップしたような経験をして来ました

 

 

 

 

 まず、京都伊勢丹にある松山閣で湯葉会席を頂いてから、角屋さんで、かつて太夫が活躍した揚屋の内部を見せて頂きました。

どのお部屋も素晴らしい作りで、本当に最高の職場で、プライドを持ってお仕事をされていたのだろうな、と当時を髣髴させるようでした。
京都島原の太夫は、いかに、文化人であったかという事を、案内のおじさんが、とても親切に、また力説して下さり、江戸の花魁との違いがとてもよく理解出来ました。

その後、『こっったい』という看板を掲げたお宅で、現在も太夫を抱えているという事で、会いに行ってきました。
19歳の嶋太夫は、30キロの衣裳を着け、現在は宴会を盛り上げるお仕事は殆ど無く、歴史を伝えるお仕事の為に衣裳を着ける事が中心のようですが、『こったい』の女将さんのように、ご自分の力だけで歴史を守ろうとしておられる姿にも感銘するものがありました。

祇園 美登幸にて

京都祇園で、お茶遊びの体験をして参りました 

 11月22日、11時に阪急梅田に集合して、河原町に向かいました。

今年一番の人出だったそうで、駅ホームには人人で、どこに誰がいるのかも分らない常態でしたが、一人の落ちこぼれもなく、16名全員揃って、京都に向かうことができました。

美登幸は、昔は御茶屋さんだったそうで、狭い玄関を入り、2階に案内されましたが、ここでもすごい人で、案内されたお部屋は8畳に16名。皆さんスマートな方ばかりなので、ここでも何とかセーフでした。

お食事が準備されるのとほぼ同時に、舞妓さんが部屋に飛び込んできて自己紹介。
《佳つ幸》さんといわれる19歳のとても可愛い舞妓さんでした。ところが、彼女は舞妓の中ではベテランさんで、そのキャリアは髪型に表れるそうで、彼女の髪型は、垂れ下がる簪のついていない、お福という型だそうです。
お食事を頂く間、舞妓さんと談笑をして、いろいろ質問をぶつけ、舞妓さんの日常生活のお話も聞き、楽しいひと時を送る事が出来ました。
自由時間が無い事、プライベートが無い事、10人中2~3人位しか、舞妓として残れていないこと、色々辛抱して、貴女は何事にも我慢出来ますね。 正に、「好きこそ・・・・・・・・」ですね。芸妓さんになっても頑張って下さいね。
お茶屋遊びとは、何ぞや、と知らない世界に対して、好奇心一杯でしたが、《金比羅船船》の遊びをさせて頂き、少し、ブルジョア男性の遊びを覗き見る事ができたような気持ちになりました。

畳半畳程で踊られる舞妓さんの舞を見せて頂き、記念撮影にも参加して頂き、愛想のいい、また、とても19歳には思えない、しっかりした舞妓さんとの2時間は感動の時間でした。
またいつか、夏の舞妓衣裳を見せて頂きたいものだと思いながら帰路に着きました。

帝国ホテルにて

西川講師の指導のもと、洋食のマナーの勉強をしながら、
美味しいフランス料理のフルコースを頂きました。

参加者…山内由紀子さん(茶道)のコメント

4 月13日のお花見は,帝国ホテルにて美味しいお料理をいただきながらのテーブルマナー講座でした.普段,気心の知れた者どうしならテーブルマナーをあまり 気にせず,楽しく食事ができます.しかし,初対面との方との食事や,お仕事上のお付き合いでの食事となると,お互いが楽しく食事するための手段として, テーブルマナーはとても重要だと感じていました.以前,ひとつのテーブルにフランス人,ドイツ人,アメリカ人,日本人と座って,夕食をいただく機会があっ たのですが,とても気が気ではありませんでした.
 
今まではテーブルマナーについてじっくりと教えていただく機会はなかったのですが,今回は講師の方にざっくばらんに様々なことをお聞きすることができ,とても有意義な会でした.特に,細かな所作,テーブルマナーの大原則,いずれも教えていただけたことが貴重でした.
 
用意していただいた部屋は眺めが素晴らしく,お料理もたいへん美味しかったです.着付け教室の方々のお着物が春らしく,桜は終わりかけでしたが,とても春めいたお出掛けでした.

京都御所拝観後 餅料理北村でお食事

御所は広くて草履で歩くのは大変で、人力車が欲しい~でした。
北村のお料理はberry-goodでした!!

有馬グランドホテル 雅中庵にて

ホテルの敷地内にひっそりと佇む庵にて、芦屋の川西家伝来のお雛様を見せて頂き、 お食事処にて、可愛らしい茶箱弁当を頂きました。
有馬の山々はまだ桜で満開でした。

繁昌亭にて

落語はとても楽しかったですよ。お見送りのときに落語家さん達が一緒に写真に入って下さいました。
それぞれの方が立派な落語家になれますように!